怒涛の2020年。
前半も過ぎ去り、気が付けば下半期に突入してしまいましたね。
私のYMSビザの有効期限はどんどん短くなり、
最近、30代になるのが怖いなと漠然とした不安に駆られています。
昔は誕生日が来るのをすごく心待ちにしていました。
普段食べられないようなご馳走やケーキ、両親が用意してくれる誕生日プレゼントにドキドキ。
早く来ないかなぁと数日前からカウントダウンをしていました。
10代から20代になるときもワクワクした気持ちでいました。
お酒も買えるし、選挙権も手に入る。(当時は20歳から可能でした。)
自分の行動に今まで以上に責任を持たなければいけなくなったけれど、得られる自由も増え、世界が広がったようなそんな感覚でした。
年を取るのが怖いと思うようになったのはいつからだろう。
私の2020年の誕生日は、イギリスロックダウンの真っ只中でした。
その頃、ノロウイルスかなんなのかわかりませんが体調を悪くしていて、絶え間ない頭痛と吐き気、高熱に浮かされていました。
体が熱くて汗が噴き出しているのに寒気が止まらず、一人ベッドの上で眠ることもできずガタガタ震えながらただただ時間が過ぎるのを待っていた、そんな1日。
誕生日当日に口にできたものはヨーグルトとぶどうのみ。それも結局戻してしまったのですが。
その少し前からすでに引きこもりニートで(笑)、仕事をせずに済み、家にずっといられたのは幸いでした。
(その症状も1週間ほどで治まり、咳は3週間ほどしつこく残りましたが、その後は1日1食は固形物も食べられるほどまで回復。
ハウスメイトのErikaには感謝してもしきれません。)
年を取りたくないなと思うのは、中身は全然成長していないのに、肉体だけが醜く朽ちていくのが嫌だったから。
あの人、あの年になってもああなの?と後ろ指を指されることに怯えていました。
置き去りされた、何も変われない自分。
無情にも過ぎていく時間に慨嘆し、いつからか誕生日が来るたび複雑な気持ちに。
私のまわりの友達の多くはすでに結婚し、かわいい子供もいます。
子供が苦手な私も、友達の赤ちゃんはめちゃくちゃかわいい!とデレデレしちゃう。
母性のかけらもないと思っていた自分の、意外な一面に驚きました。
人と比べても仕方がないとはわかっているけれど、やっぱりどこか比べてしまうのが人の性。
歳を重ねるにつれて変わっていく友人と比較して、成長しない自分に劣等感を抱くなという方が無理な話。
じゃあ自分も変わればいいのでは? と言われそうですが、なかなかそう簡単にはいかないんですよね。
イギリスで生活していて楽だなあと思うのは、日本よりも年齢制限の縛りが薄い気がすること。
日本にいると「30歳になってまで」とか、どこか見えない年の壁みたいなものを感じるのは私だけでしょうか。
いつまでも好き勝手に生きてはいられないけれど、年齢に縛られた生活は窮屈だなと感じてしまいます。
単純に、ただ毎年誕生日が来るたびに心から楽しめた、あのときみたいな感覚に戻れたらいいんだけどな。
私は昔から、Majorityに属したいと望みつつも、自分の意に反して気が付けばMinorityにいることが多かったです。
「みんなと一緒」を良しとする風潮がある日本で、多数派に入れないというのはそれだけでも劣等感を抱く原因になっていたのかもしれません。
私の中でどこか「成長すること = みんなと同じになること」という方程式ができあがっていたのかも。
これまで成長できない自分に苛立ちを感じていましたが、自分でも気が付いていないところで、少しずつ変化してこれたのかな。
今はそう信じたいです。
人との関わりの中でいろんな考え方に触れて影響を受けても、自分の人生を作れるのは最終的には自分だけ。
だから、しんどいけれど考えることをやめてはいけないんですよね。
「今日の生き方が未来を変える」なんて大げさなことを考えながら生きてはいませんが、自分の人生を振り返ってみたとき、それは間違いなく自分が1日1日どう生きてきたかの積み重ねなんだと思います。
今日をどう生きていくか、明日は何をしたいか。
最後の20代をイギリスで過ごせたことがプラスだったなと思えるよう、1日1日大切に過ごしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚
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