はてなブログを開設して、ちょうど3年が経ちました。
日本語でのコミュニケーションを渇望していたロックダウン真っ只中、
いろんな想いが溢れて、マンチェスターの自室でひっそりとはじめたこのブログ。
当時は「オンラインでもなんでもいいから、ただ誰かと繋がりたい」、
「今いる場所で生活する中で、感じた想いを形にして残しておきたい」という気持ちで
自分のためだけに作ったブログ。
いつからか「読んでくださる人のためになるものを」という想いが強くなり、
ブログの方向性も随分と変わりました。
最初はマンチェスターをはじめ、イギリスの観光都市情報や、
イギリス生活に関して。
日本に帰国してからは、博物館のスタッフとして働いていたということもあり、
日本の美術館・博物館情報を中心に、日本の情報がメインに。
そして、2022年5月にスロバキア・ワーホリを始めてからは、
スロヴァキア情報が中心となっていきました。
これまでに書いた記事は 313、
こちらが 314記事目になります。
2020年~2023年にかけて、生活する環境は大きく異なり、
新しい職場や、はじめて訪れる国・都市でたくさんの人に出会い、
多くの刺激を受けました。
スロバキア・ワーホリ中に訪れた国は
28ヵ国、62都市(以上)。
(2022年5月~12月までは15ヵ国 40都市、
2023年1月~4月までは13ヵ国 22都市)
モロッコ旅行中に、いくつかの都市を巡りながら
マラケシュからフェズへと向かう3日間の砂漠ツアーに参加したので、
カウント漏れの街がいくつかあります…
ブラチスラバからバスでひょいっと行ける、
ウィーンへは観光で 6回、
ブタペストへは 4回 訪れました。
ウィーンのクリスマスマーケットの見どころは、こちらの記事にまとめています☟
2022年5月から今に至るまでのこの期間は、
今までで1番、そしてこれから先どれだけ長く生きても、
きっとこれ以上にたくさん旅をする時期は来ないだろうなと確信を持つほど、
本当に濃厚でさまざまな気付きがあった、特別な1年になりました。
猫の街、コトル(モンテネグロ)にて☟
「あなたは何をしている人?」と聞かれたら
迷わず「旅人です」と答えられるくらいには頻繁に旅に出かけていて、
「スロバキアで生活をしている」というよりかは、
「働くためにブラチスラバに戻ってきている」というのが
しっくりくるほど、休みの日は他の国で過ごす日々。
冬の間は、ほぼ毎週末、
いろんな国のクリスマスマーケット巡りを楽しみました🎄
2022年に訪れたクリスマスマーケット🎄🎁
— トラリブ📍Bratislava🇸🇰 (@tra_live_) December 14, 2022
🇩🇰 Copenhagen, デンマーク
🇭🇷 Zagreb, クロアチア
🇭🇺 Budapest, ハンガリー
🇭🇺 Szentendre, ハンガリー
🇵🇱 Gdańsk, ポーランド
🇵🇱 Toruń, ポーランド
🇦🇹 Vienna, オーストリア
休みの日、ほぼ全部使ってまわりました🛫🚌#スロバキアワーホリ 🇸🇰 pic.twitter.com/IzZK21wJT9
⌚ November 2022
— トラリブ📍Bratislava🇸🇰 (@tra_live_) March 6, 2023
📍 Copenhagen, Denmark 🇩🇰
📷 OLYMPUS PEN Lite E-PL10
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2022年 クリスマスマーケットの時期に訪れた #コペンハーゲン#カラフルな街並み がかわいい #ニューハウン も
マーケットが開かれていました。#nyhavn #nyhavncanal #建築物記録#ヨーロッパ旅行 #ひとりたび pic.twitter.com/IELajtBWO5
そんな取り憑かれたかのように旅をし続けていたのは
ヨーロッパで生活するのはこれが最後になるかもしれないと思っていたから。
見たい景色をふらっと見に行けるのは、
もうこの機会を逃すと一生訪れないかもしれないという焦燥感に駆られていたから。
歳を重ねるごとに時間が過ぎるのが早く感じるようになる…とよく言われますが、
この1年は、ほんとにあっという間に過ぎ去りました。
「旅をすること」に全力を注ぎ、
やりたいことを たくさんさせてもらえた特別な1年。
ただ一方で、生活のベースにしていたのに、
スロバキアのことをほとんど知らないまま、
スロバキア語もまったく話せないまま、
ワーホリの期限を迎えてしまった
…という後悔があることも嘘ではありません。
これほど居心地が良いと思える場所、
今後見つけられるだろうか…と感じるほどには、
ブラチスラバは自分にとって住みやすい街になっていました。
そう思えるのは、職場で出会った人たちや、
ハウスメイトにも恵まれていたからなんですが。
突然飯テロみたいになっちゃいました…
仕事を離れてからも、こうやって会ってもらえるのって
本当に嬉しいし、有難いなぁ~と繋がりに感謝しています。
これから先どこに住むのか、自分にはどんな仕事ができるのか
…と考えるのはほんとに億劫で嫌いなのですが、
「これからのこと、そろそろ考えなきゃな」と不安が募り、
とりあえず人材派遣会社に登録することに。
それは2月初旬のことでした。
ワーキングホリデーでドイツへ渡った友達から教えてもらった、
ドイツの転職サイトのいくつかにとりあえず登録し、直接応募したところも。
(キャリアマネジメント、キャリアコネクションズ、アデニ、MixB など…。)
ドイツ語はまったく話せないので、
紹介していただいた企業は、デュッセルドルフを中心としたゴリゴリの日系企業ばかり。
もともと、大学を卒業して最初に勤めた会社がメーカー兼商社だったので、
自分が持つ経験を生かした応募先となると、必然的に似たような会社になりました。
有難いことに3月には面接の機会もいただいたのですが、
50代前後の日本人の支店長さん、(同会社である別の国の)社長さんとの面接は、
(オンラインで30分だけでしたが)久しぶりにスーツを着たこともあり、
ひどく緊張し、とても体力を消耗しました。
スロバキアに来て最初にお世話になった日本居酒屋は、
日本人のマネージャーさんですが、スロバキアに長く住んでいらっしゃって、
日本の文化や価値観に縛られた感じは一切なく、むしろその真逆。
年末にお店が閉店してしまってからは、
今のバイト先をそのマネージャーさんに紹介してもらい、
面接もなしにそのまま働かせてもらえることに。
前の職場から一緒に働いている日本人の学生さん以外は、
(店舗で働いているのは)スロバキア人だけなので、
ものすごくのびのびとさせてもらっていて、
日本独特のあの緊張感とは無縁の世界で過ごしてきました。
決して日本が嫌いなわけではないのですが、
日本社会で働いていると意識せざるを得ない、息もしづらくなるような同調圧力、
常に120%の力を発揮することを期待されるプレッシャーを久々に思い出しました。
(圧迫面接を受けたわけではなく、私が起こしてしまったトラブルにも柔軟に対応してくださったのですが、ただ面接に漂う空気はやっぱり日本らしいなぁと感じてしまいました…。)
もちろん日本でも風通しの良い、自分の意見を素直に述べることができる職場はたくさんあると思いますが
(有難いことに、自分もお世話になった場所でそういう会社もありましたが)
日本の社会全体に流れる空気に、
少し息苦しさを感じていたことも事実。
日本を離れることで、心を穏やかに保つことができるのは、
文化的なことだけではなく、私にとっては
言語の問題もひとつの大きな要因になっていると感じます。
私は幼いころから吃音症(発達性吃音)を持っていました。
幼少期は特にひどく、人とコミュニケーションを取るのにも支障をきたしていたため、
心配した母が病院に連れて行ったほど。
年齢が上がるにつれ、ましになっていったそうですが、
学生の頃、うまく話せなくて辛い思いをしたことは、今でも記憶に残っています。
(18歳以上では全体の1%に吃音が残ると言われますが、私の場合は成人した後も、突発的に吃音が強く出る時期を繰り返してきました。)
今の生活で関わる人の多くはスロバキア人で、
日本人の方とお話しする機会があっても、
それはプライベートで自分から会いに行っている状態。
仕事で使うわけでもないので、頻度は限られており、
むしろ日本語でコミュニケーションを取れるのは嬉しいと感じる程。
だけどこれが逆の状況になったら、また吃音が強く出るのかもしれないと、
日本語に囲まれた生活をすることに不安がないとは言い切れないのも正直な気持ちです。
そもそも吃音とは何か、どうして吃音が起こるのか、
吃音症との向き合い方についてまとめた記事はこちら☟
↳私の個人的なエピソードも交えてお話ししています。
今の時代、人と積極的に会話をする必要がない職種に就くことは、そう珍しい選択ではないのかもしれませんが、
これといったスキルもない自分に、パソコンひとつでできる仕事を探すのは難しくて…。
「あぁ~もうこれからどこに行けばいいんだろう、どうしたいんだろう自分は…」と
考えても答えが出ない問題にぶち当たっていたのですが、
ある日突然、今の職場のオーナーさんから
『もうちょっとここにいたいと思いませんか?』と声をかけていただきました。
(オーナーさんは日本語ペラペラです笑)
スロバキア語もまったくできないし、調理師免許がないどころか、
料理の基本スキルすらない私を置いておくメリットって…?と、
なぜここに置いてもらえるのか本当に不思議でびっくりしたのですが、
職場のみんなは本当にいい人たちばかりで、離れたい理由はひとつも見つからず、
まだここで働かせてもらえるなら、答えはもちろんYES!
この国にもう少し残る機会を与えてもらったので、
せっかくなので、甘えさせてもらうことにしました。
ということで、ワーホリ生活は今月下旬に終わりを迎えますが、
今後もしばらくはスロバキアで過ごしたいなと思います。
(ビザ申請はこれからなので、まだどうなるのか少し不安なのですが…)
コロナの影響やウクライナのこともあり、
申請後、実際にビザがおりるのは1ヵ月~1ヵ月半ほどかかるとのこと。
(スロバキアはウクライナと国境を接している国のひとつです。)
その間、スロバキアで働くことに問題はないそうですが、
他の国を訪れることはできないため、しばらく「旅人」はお休みします。
勉強をしたり、ブログを発信するための時間がちょうどほしいと思っていたので、
この機会に、先延ばしにしていたことを少しずつ片付けていくつもり。
今後のこのブログの方向性ですが、
まずはスロバキアの良さをもっと多くの方に知ってもらいたいので
スロバキア(ブラチスラバ)中心の情報を。
未だに使い方があまりわかっていませんが、Twitterでもブログの更新通知をしています☟
⌚ June 2022
— トラリブ📍Bratislava🇸🇰 (@tra_live_) February 17, 2023
📍 Devín Castle, Slovakia
📷 OLYMPUS PEN Lite E-PL10
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スロバキアとオーストリアの間にある
廃虚のお城、#デヴィーン城 🏰
ドナウ川を一望することができる
この #廃城 の魅力を
ブログで詳しくご紹介しております⬇️https://t.co/D3wdvFMqgr pic.twitter.com/YSr4SvNNkJ
そして、スロバキアからアクセスしやすい周辺国のこと、
私が1番好きなイタリアのこと、それからゆくゆくは、
今まで旅した中で最も衝撃的だった、モロッコ旅行なんかも
更新していけたらいいなぁ~なんて考えています。
⚘ Instagramの投稿はイタリア編がはじまりました☟
横にスライドすると、続きの写真が見れます☞
相変わらず今後ものんびり不定期更新ですが、
今度こそ、これから少しずつ更新頻度を上げていきたいと思っているので
またふらっと写真を見にあそびに来てもらえたら嬉しいです。
ブログを始めた頃から、これまでずっと成長を見守ってくださっていた方、
コメントで励ましてくださったり、コミュニケーションを取ってくださったり、
その一つひとつに救われてきました。本当にありがとうございました。
実際に出会ってくださった方も、
昔から私の性格を知っていて、それでも一緒にいてくれる友達も、
ほんとにありがとうございます🥺💕
また日本に帰ったらあそんでください🗾
いつにも増して長い記事になってしまいましたが
(しかも自分のことをつらつらと話しただけの、有益な情報がない記事になっちゃいましたが)
最後の最後まで目を通してくださり、本当にありがとうございます。
次回からはまた、ブラチスラバ情報を発信していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
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