梯子を上り下りする天使たちの彫刻が特徴的な外観のバース寺院（バースアビー）。
特殊なデザインのファサードにも注目していただきたいのですが、
内部のステンドグラス、扇形のデザインの天井も息を呑む美しさです。
こちらの記事ではバース寺院の見どころをご紹介いたします。
※この記事に掲載されている写真は、2019年8月23日にロンドンからバースへ日帰り一人旅をした際に撮影したものです。ジオラマモードで撮ったものもありますが、写真に加工はしておりません。
◆◇◆◇◆ 目次 ◆◇◆◇◆
バース・アビーの外観
“There is nowhere else quite like Bath Abbey. Magnificent stained-glass windows, columns of honey-gold stone and some of the finest fan vaulting in the world, create an extraordinary experience of light and space.”
バースで採れる石「バース・ストーン」が建築に使われており、はちみつ色の建物は太陽の光を反射して金色に輝いています。
外から見ると、ステンドグラスが「これでもか！」というくらいたくさん埋め込まれているのがわかりますね (笑)
巨大なゴシック建築の建物は、どの角度から見ても迫力がありますが、やはり最大の見どころは西側のファサード（大聖堂正面）です！
冒頭でもお伝えしましたが、はしごを上り下りする天使たちを間近で眺めることができます。
“The first sight most visitors have of Bath Abbey is the West front’s unique ladders of Angels, which was inspired by Bishop of Bath, Oliver King’s dream of ascending and descending angels.”
旧約聖書の「Ladders of Angeles（天使の梯子、またはヤコブの梯子）」がモチーフとされています。
当時のバースアビーの司教（Bishop Oliver King）が、建設の際にこの説話に似た夢を見たことがきっかけとなり、装飾デザインに用いられたと伝えられています。
バース・アビーの詳しい歴史については、下記公式HPをご確認ください。
（言語は選択できませんが、簡単な英語で時系列に簡潔にまとめられています。）
バース・アビー内部の様子
外から眺めるだけでも圧倒されますが、ヴィクトリアン・ゴシックとも呼ばれる荘厳な内装も必見です！
長い歴史の中で建築様式も幾度にも渡って変化し、今から約400年前に現在の姿になりました。
垂直線を強調するところが特徴の、パーペンディキュラー様式（イギリス式後期ゴシック様式）が使われています。
天井もぜひじっくりと眺めていただきたいです。
まるでレースのような繊細なアーチ状の曲線デザインがとても華やかです。
二層になっており、低い方の天井？（正式名称がわからずすみません…）の方が少しがっちりとしたデザインになっております。
ステンドグラスもとても美しく、いつまでも眺めていられます。
どこで撮ったか記憶が定かではありませんが、印象に残っている彫刻 ↓
一部、アートも飾られていました ↓
ちなみに、筆者が訪れた2019年夏は、がっつり工事中でした。
内側の一部だけだったので、その部分を除けばいつも通りの光景を見ることができたのは幸いです。
2日後に訪れたカンタベリー大聖堂は外装もがっつり工事中でした (笑)
無加工ですが、空が怖いくらい青い…
カンタベリー大聖堂についてはこちらの記事でご紹介しております。
英国国教会の総本山というだけあって、他の教会や大聖堂とは比べ物にならないほど規模が大きく、圧巻でした。
内側も修理中の箇所が多かったのですが、それでも訪れる価値は十分あったなと思います。
バース・アビーの基本情報
2020年12月現在、コロナウイルスの影響で通常とは異なる Opening Hours となっております。
詳細は下記公式HPをご確認くださいますようお願いいたします。
※塔へ登るツアーは現在行われておりません。再開時期も未定となっております。
おわりに
Abbeyを辞書で調べると以下のように出てきます。
abbey
noun [ C ]
a building where monks or nuns live or used to live. Some abbeys are now used as churches:
引用元：ABBEY | meaning in the Cambridge English Dictionary
abbey
【名】
《キリスト教》大修道院◆abbotまたはabbessが管理する、男子または女子の大修道院。◆【略】abb.
《キリスト教》〔大修道院付属の〕教会堂◆【略】abb.
《キリスト教》〔大修道院の〕修道士、修道女◆【略】abb.
引用元：abbeyの意味・使い方・読み方｜英辞郎 on the WEB
Google翻訳を使うと『修道院』と出るものの、Google Map には『バース寺院』と表示されます。（日本語の観光ガイドやブログにも『バース寺院』と書かれているものが多いです。）
寺院とは宗教活動の中心となる建物や場所を指す言葉なので、別に間違いではないのですが、
それでも私は「寺院」と聞くと「お寺＝仏教」を思い浮かべてしまうため、少し不自然に感じてしまいます。
言葉というのはやっぱり面白いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*｡ﾟ
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