巡礼に訪れる人々が後を絶たない聖地、
英国国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂。
カンタベリーにある聖オーガスティン修道院、聖マーティン教会とともに、世界遺産にも登録されています。
私がこの大聖堂を訪れたのは今からちょうど1年ほど前、30℃を超える猛暑日でした。
過去の記憶を思い出しながら、2020年の最新情報とともにカンタベリー大聖堂の魅力をお届けいたします。
※この記事に掲載されている写真は、昨年2019月8月25日に訪れた際に撮影したものです。ジオラマモードで撮影したものも含まれますが、加工はしておりません。
◆◇◆◇◆ 目次 ◆◇◆◇◆
- カンタベリー大聖堂基本情報
- カンタベリー大聖堂の歴史
- カンタベリー大聖堂の外観
- 工事中のカンタベリー大聖堂内部
- カンタベリー大聖堂内部の地図
- Bell Harry Tower の天井
- 聖歌隊席・内陣
- The Trinity Chapel
- The Miracle Windows
- ステンドグラス
- 中庭
- 出口付近の様子
- 聖オーガスティン修道院、聖マーティン教会
- おわりに
カンタベリー大聖堂基本情報
営業時間
Opening Times
Monday to Saturday 10.00 – 16.30hrs
(Last admission at 15.30)
Sunday 12.30 – 16.30hrs
(Last admission at 15.30)
※結婚式やお葬式などによって 直前に変更されることもあります。
詳しくは下記の公式HPからご確認くださいますようお願いいたします。
Visiting the Cathedral – Canterbury Cathedral
入場料
ADMISSION PRICES:
1 September to 30 September 2020
Child (aged 17 and under) : FREE
when accompanied by a paying adult
(maximum two children per paying adult)
Adult (aged 18 and over) : £12.50 (inclusive of VAT).
COVID-19対策として、現在入口に消毒液が設置されており、One Way System となっております。
大聖堂内の様子はこちらの動画から確認していただけます。
(2分30秒程度の短い動画です。)
Welcome back - safely discover England's First Cathedral | Canterbury Cathedral
※2020年9月4日現在、コロナウイルスの影響で事前予約が必要です。
カンタベリー大聖堂の歴史
約1400年もの歴史を誇るカンタベリー大聖堂。
597年にローマ教皇から派遣された初代カンタベリー大司教・アウグスティヌスが602年に大聖堂の前身を創建したのが始まりです。
11世紀にようやく完成しましたが、残念ながらその後、火事で焼失してしまいました。
12~16世紀に再建されています。
ロマネスク様式、ゴシック様式、バロック様式など様々な建築様式が組み合わさりできています。
カンタベリー大聖堂の外観
カンタベリー大聖堂の敷地に入るには、こちらのクライストチャーチ門をくぐります。
私が訪れたとき(2019年8月25日)は当日その場でチケットを購入しましたが、夏のベストシーズンということもあり、門の前には長蛇の列が…
イギリスも日本と同じく列にきちんと並ぶ文化があるので、queue-jumping をしようものならものすごい反感を買うことになります。
ちなみにこの門の前は、ちょっとした広場になっています。
16世紀に造られたバロック様式のクライストチャーチ門をくぐると、まるで別世界に来たかのような神聖な気持ちに。
日本の神社でいうところの鳥居みたいなものでしょうか。
残念ながら私が訪れたときは外観・内部共に工事中でしたが、
これも今だから見れる景色だと思い、カメラに収めました。
別の角度(出口)から見てもがっつり工事中…
それにしても加工無しでこの晴天…
本当に日差しが強く、大聖堂内にずっといたいと思ってしまいました。
工事中のカンタベリー大聖堂内部
入ってすぐのエリアも工事中でした。
イギリスの工事の尋常じゃない遅さ…
大聖堂の修復は仕方がないにしても、普通の道路でさえ日本だと1日で終わるようなことが数年かかったりします。
(イギリス人も他の欧州の人もこの話題になると思わず苦笑…)
日本のスムーズさにはいつも感動させられます。
カンタベリー大聖堂内部の地図
下記リンクから公式HPの内部のマップ・主な見どころ紹介ページにアクセスできます。
大聖堂内はすべてが見所ですが、個人的に感動したポイントも含めて列挙します。
Bell Harry Tower の天井
上記地図上で The Crossing と表示された場所に辿り着いたら、ぜひ天井を見上げてみてください。
高さ約75mの天井に掘られた繊細な彫刻は、約500年前からあるそうです。
あまりにも美しすぎて、首が痛くなるまでずっと見上げていました。
こちらの carved stone screen が目印です。
このすぐ上に Bell Harry Tower があります。
聖歌隊席・内陣
イギリス初のゴシック建築です。
若干写真が傾いていますが、そこはノーコメントでお願いします。
水平に撮るのって難しいですね…
The Quire is used every day for services. It is over 800 years old, having been rebuilt after a disastrous fire in 1174 and is the first Gothic building in the UK. The stone vault is about 18 metres (59 feet) high.
https://www.canterbury-cathedral.org/visit/maps/cathedral/ より
この奥に The Trinity Chapel があります。
The Trinity Chapel
他はわかりかねますが、この中のどれかが Henry IV かも…↓
違ったていたらすみません。
The Miracle Windows
美しすぎて言葉も出ないステンドグラス、これらは The Miracle Windows と呼ばれています。
These are a series of windows, six on the North side and six on the South. They recount the stories that William and Benedict, the two monks that watched over the Tomb of Thomas Becket in the Crypt, recorded as miracles.
もちろんその他のステンドグラスも、すべて息を呑むほど美しいです。
ステンドグラス
大聖堂のほとんどの窓がステンドグラスで飾られているため、途中から感覚が麻痺してしまいます。
(その結果全然ステンドグラスの写真がありません…)
識字率が今ほど高くなかった昔は、文字が読めない庶民のため、聖書の代わりとして重要な役割を果たしていました。
中庭
カンタベリー大聖堂には3つのガーデンがあります。
ハリー・ポッターのロケ地としても使用された the Great Cloister、
そして the Herb Garden と the Memorial Gardens です。
公式マップには the Great Cloister しか載っておらず、後の二つはどこにあるのか記憶が定かではありませんが、
おそらくこれらの写真は the Herb Garden か the Memorial Gardens のどちらかです。
というのも、私はこの大聖堂の大きな見どころの一つである the Great Cloister を見逃してしまったことに、このブログを書きながら気付いたのです。
つ、辛すぎる…
最初からブログを書くつもりでいたら、きちんとマップを見て下調べもしていたと思いますが、当時はなんとなく適当に歩き回っていました。
ほんともったいない…(´;ω;`)
いつか工事が完了し、安全に旅ができるようになれば、またゆっくり訪れたいなと思います。
出口付近の様子
このエリアの名称を探したのですが、見つけることができませんでした。
旗がたくさん飾られていて、美しい景色にうっとり。
私が訪れたときは、このすぐ右手が出口になっていたはずです…
聖オーガスティン修道院、聖マーティン教会
廃虚好きの方は聖オーガスティン大修道院(聖アウグスティヌス修道院跡)にも足を延ばしてみましょう。
こちらもカンタベリー大聖堂とともに世界遺産に登録されています。
雰囲気を楽しむだけなら、無料で入れるエリア(お土産屋さんコーナーとちょっとしたミュージアム)から眺めるだけでも満足できると思います。
時間とお金に余裕のある方は、ゆっくりと中を見てもいいかもしれませんね。
※こちらも2020年9月4日現在は、事前予約必須です。
同じく世界遺産に登録されており、イギリスで現存する最古の教会、聖マーティン教会も近くにあります。
私は訪れていないので、写真がなくすみません…
下記公式HPを参考にしていただければ幸いです。
おわりに
マンチェスターで生活していると、街中で日本語が聞こえてくることはめったにありませんが(渡英後から今までで片手で十分足りる程度です)、
カンタベリー大聖堂内だけで数回日本人観光客の人たちとすれ違いました。
偶然日本語が聞こえてくるのが不思議な感覚で、後ろめたいことは何もしていないのになんだか落ち着かず、どこかに隠れたくなりました。なぜ?笑
もうすでに日本人にとっても人気の観光都市になりつつありますが、次回はカンタベリーの街中で撮った写真とともに、おすすめ観光スポットをご紹介いたします。
最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚
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