6月下旬から 8月29日まで奈良県立美術館で開催されている特別展、
『ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡』
“モダン・デザインの父” としても知られている、
ウィリアム・モリスの生涯を紐解く展覧会です。
この記事では、ウィリアム・モリス展の概要、
ウィリアム・モリスについてご紹介いたします。
※この記事に掲載されている写真は、2021年7月21日 に奈良県立美術館 周辺のエリアを訪れた際にカメラ(OLYMPUS PEN Lite E-PL5)で撮影したものです。写真は無加工のまま載せています。
ウィリアム・モリスについて
芸術家、詩人、作家、思想家、社会運動家など、
多彩な分野で活躍したウィリアム・モリス(William Morris 1834 ~ 1896)は、
19 世紀のイギリスを代表する偉人として知られています。
モダン・デザインの父とも称され、
芸術と生活の統一を目指してモダン・デザインを提唱した、
アーツ・アンド・クラフツ運動を先導しました。
この展覧会では、美しいデザインや工芸作品の展示とともに、
幼少期から晩年に至るまでのウィリアム・モリスの生涯が詳しく解説されています。
実際に暮らしていた家の写真も展示されていました。
いくつかの部屋では数分間にまとめられたビデオ上映もあり、
イギリスを感じられる展覧会でした。
モリスの生涯が簡単にまとめらている年表は
こちら から確認していただけます。
個人的に展示会の中でもっとも印象的だったのが、
晩年のモリスが情熱を注いだ書物芸術。
モリス自身が書いたファンタジー小説、
『世界のかなたの森』 も展示されています。
『世界のかなたの森』の写真は下記サイトから確認していただけます。
モリスのこだわりは挿絵や装幀のみにとどまらず、
用紙や活字、文字の余白まで完璧にデザインされ、
本の内容によって活字のデザインを変えていたというから驚きです!
1891年には私家版印刷工房を設立したモリス、
こだわり強すぎ…笑
ウィリアム・モリスのデザインを生活の一部に
代表的な作品の中でも、「ウィリアム・モリス」と聞くと
『いちご泥棒』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
有名なデザインは、日本で販売されているグッズもバリエーションが豊富です。
いちご泥棒柄のかわいいマスキングテープ♡
↳ こちらは内側のみのプリント。(外側はシンプルなブラックです。)
他にも日常生活の一部として持っておきたくなるデザインがたくさん!
こちらのペーパーブックは地元の雑貨・本屋さんでも販売されていたので、友達へのプレゼント用としてゲットしました。
ひとつひとつ異なるデザインで、観賞用としても保管したくなる本です。
会場では、ポストカードやクリアファイルなどの雑貨も販売されていました。
展覧会概要
特別展 「ウィリアム・モリス
原風景でたどるデザインの軌跡」
会期:2021年6月26日 (土)~ 8月29日(日)
会場:奈良県立美術館
開館時間:9:00〜17:00 (入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日 (8月9日 (月・振替休日) は開館)、8月10日(火)
観覧料:
- 一般 1,200円
- 大・高生 1,000円
- 中・小生 800円
※団体料金の設定はなし
※身体障がい者手帳・療養手帳・精神障がい者保健福祉手帳の所持者と介助者1人、
外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドは無料
★展覧会のチラシPDFは こちら
奈良県立美術館前では
せんとくん(奈良県公式マスコットキャラクターの)が出迎えてくれています。
大阪も 4度目の緊急事態宣言(8月2日から8月31日まで)の対象地域に追加されたため、
残念ながら会期中に訪れることは難しいですが、
奈良県はまん延防止等重点措置の対象外でもあるので、
お近くにお住いの方にはぜひ見ていただきたい展覧会です。
おわりに
同日に 入江泰吉旧居 にも訪れました。
奈良県立美術館からは徒歩10分以内の場所に位置しています。
入館料はたったの 200円なのに、贅沢すぎる空間。
入江泰吉旧居については、こちらの記事でご紹介しています☟
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃
にほんブログ村のランキングサイトに登録しています。
ポチッと押して応援していただけると励みになります。
よろしくお願いいたします
☟