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ロンドン【ナショナル・ギャラリー】印象に残っている作品30点

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The National Gallery(August, 2019)

 

ロンドンのナショナル・ギャラリーで見逃せない作品は数多くありますが、

この記事では筆者が訪れてから4年以上経った今でも、特に印象に残っている作品30点をカテゴリー別に分けてご紹介したいと思います。

(訪れたのは2016年9月です。)

 

ナショナル・ギャラリーの基本情報、館内の様子、ハイライトは下記記事で詳しくお伝えしております。

 

今回、筆者が勝手に選んだ作品をご紹介させていただくにあたり、

きりぎりす (id:KirigirisuMax) 様の、作品の一部だけ「切り取り編」という技を使用させていただきたいと思います。

 

❝ あたくし、変な趣味がございまして、絵の一部をマニアックに目一杯寄ってガン見するのが好きでございます。美術館で、作品の一部分だけを写真に撮って大はしゃぎしているおばさんが居たら、それは私かもしれません。❞

 

…とのことですが、もしかしたらそれはきりぎりす (id:KirigirisuMax) 様かもしれませんが、筆者(トラリブ)かもしれません。

 

例えば私もこんな風に「敢えて作品の一部だけ」を写真に撮り、それを後からニマニマ眺めては「販売されているポストカードよりセンスあるんじゃねぇの」とか厚かましくも思い上がったりしております。

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ムリーリョ「幼い洗礼者聖ヨハネと子羊」
Bartolomé Esteban Murillo – “The Infant Saint John with the Lamb”

この作品は、今回日本で開催されているナショナルギャラリー展でも展示されているようです。

 

この技が使用されているきりぎりすさんの元記事はこちらです☟

※読んでいる途中、思わず何度も吹きそうになってしまうので、ごはんを食べながらブログを読む場合は注意!

 

筆者がナショナル・ギャラリーを訪れた際、オーディオガイドを借りた記憶はあるのですが、もう何年も前のことで作品名・作者名ともに記憶から抜けております…ので、作品の詳細がわかるもののみ情報を記載させていただきます。

 

こちらもムリーリョの作品。

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Bartolomé Esteban Murillo
“The Heavenly and Earthly Trinities”

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ムリーリョの優しい雰囲気の描き方が大好きです。

 

※この記事に掲載されている写真は、2016年 9月に撮影したものです。当時、筆者はアイルランでワーキングホリデーをしていました。シルバーウイークを使って日本からあそびに来てくれた友人と共に、アイルランド・イギリスを観光した際にこちらの美術館も訪れました。(※外観の写真のみ、2019年8月に再訪した際に撮影したものも載せています。)ジオラマモードで撮影したものもありますが、写真に加工はしておりません。

※カテゴリー名はわかりやすいように筆者が勝手に名付けました。

 

 

美女と少年少女

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リアルでも二次元の世界でも、やはり美女と美しい少年・少女は目が勝手に追ってしまうものです。

もう本能なのだから、抗わずに素直に受け入れるほかありません。

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Pietro da Cortona – “Saint Cecilia”

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妖艶な雰囲気にドキッとさせられます。

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フランシスコ・デ・ゴヤ「イサベル・デ・ポルセール」
Francisco de Goya – “Doña Isabel de Porcel”

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こちらは宗教画?

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タイプとちょっと違いますが、間違いなく美女

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いつ拉致されてもおかしくない可愛さ

 

私は小さい子供が苦手なのですが(目の前で泣かれると自分もパニックになってあたふたするので)、少し離れたところからじっと眺めるのは好きです(つまり変態)

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Thomas Gainsborough
“The Painter's Daughters chasing a Butterfly”

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Thomas Gainsborough
“The Painter's Daughters with a Cat”

 

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タイプの子キターーーー!
この表情あざと可愛い!

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Camille Pissarro – “Portrait of Félix Pissarro”
「ぱっつん前髪にベレー帽」とか
狙いすぎじゃないですか?
色の組み合わせもど好みです!

 

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あ、間違えました。

これどのカテゴリーに入れたらいんだ?

ちなみに作品詳細は、

クエンティン・マサイス「醜女の肖像」

Quinten Massys – “An Old Woman ('The Ugly Duchess')”

(タイトルが酷い…)

 

他にも美女はたくさんいますが、クリムトの描く女性はどれも本当に美しいので、最後に気を取り直して。

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Gustav Klimt – “Portrait of Hermine Gallia”

 

考えさせられる作品

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ジョセフ・ライト「空気ポンプの実験」
Joseph Wright 'of Derby' – “An Experiment on a Bird in the Air Pump”

 

中央のガラスの容器に入れられた鳥が、空気ポンプによって空気を抜かれ、絶命する場面を描いた作品。

光と闇の使い方が絶妙で、衝撃的な場面をドラマチックに切り取られています。

「科学の残虐性」を予見したものと言われていたりもします…

 

 

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Nicolaes Maes – “The Idle Servant”

 

ニコラス・マースの作品。

日本語には「居眠りする女中」「怠惰な女中」などと訳されています。

Servant 「使用人」という意味です。)

 

いつだったか(日本にいたとき)、絵画を解説するテレビ番組でこちらの作品が詳しく紹介されていたのですが、番組名や詳細は思い出せません…

猫に魚が奪われていることにも気付かずに眠りこけている使用人。

「怠惰」はいつの時代もどこの国でも非難の的になるようですね。

(「過労」が特に問題視される日本で生まれ育った私としては、この作者が伝えようとしているメッセージとはまた違う何かも感じますが…)

 

ツッコミ待ち?の作品

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不謹慎すぎるとは思いますが、この作品を見た瞬間に思わず脳内でMAD動画のいい材料になりそうだな」なんて考えが浮かびました。

 

別に筆者はMAD動画制作者ではありませんが、ニコニコ動画にはまっていたことがありまして(もう何年も前の学生時代の話です)

ときどきふとキーワードとなるようなものを聞いたりおもしろい画像などを見たときに、脳内で勝手に作り出された動画が自動再生されてしまうという困った後遺症を抱えております。

 

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何語なんでしょうか?
なんて書いてあるのか気になりますね…

 

宗教画ばかりネタにして大変申し訳ございませんが、最後にもう1つ、

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周りに描かれている天使たち?の顔に注目していただきたいです。

 

ラリってるように見えてしまうのは私の心が穢れているからなのでしょうか。

半開きの口と目に、なんとも言えない表情…

 

静物画・風景画

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雑念を捨てて純粋に作品と向き合えるのが静物画(still lifeの良いところですよね。

やはり植物は、それが本物でも絵画でも癒しの効果があります。

 

こちらは絵を描いている場面を描いた作品。

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惹かれた風景画

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Claude – “Seaport with the Embarkation of Saint Ursula”

 

こちらは来日している作品です ↓

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クロード・ロラン「海港」
Claude – “A Seaport”

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コンスタブル「コロートン・ホールのジョシュア・レノルズ記念碑」
John Constable – “Cenotaph to the Memory of Sir Joshua Reynolds”

  

目が離せなくなる作品

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サヴォルド「マグダラのマリア」
Giovanni Girolamo Savoldo – “Mary Magdalene”

こちら(写真上)は、今回日本で開催されているナショナルギャラリー展でも展示されているようです。

 

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レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ」
Leonardo da Vinci – “The Burlington House Cartoon”

 

ナショナル・ギャラリーにあるダ・ヴィンチの作品と言えば「岩窟の聖母」が注目されがちですが、個人的にはこちらのドローイングの方が見入ってしまいました。

紙に木炭とチョークで描かれたシンプルな絵ですが、それでも強力に惹き付けられる魅力があります。

 

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Francisco de Zurbarán – “Saint Francis in Meditation”

 

彫刻のような絵画はよく見かけますが、反対に「絵画のような彫刻だな」と感じた作品 ↓

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レンブラント「63歳の自画像」
Rembrandt – “Self Portrait at the Age of 63”

 

今回の日本の展示では、彼が34の時に描いた自画像が展示されているようですが、彼の死の直前に描かれた、こちらの63の自画像の方が印象に残っています。

 

厳しさの中にも優しさが見え隠れするような眼差しに捉えられ、しばらく絵画の前から動けませんでした。

人生最後の作品、どんな想いで制作されていたのでしょうか。

 

おわりに

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Trafalgar Square(August, 2019)

 

同じ作品を見ても、受け取り方は人によってそれぞれ異なるのがアートの面白いところ。

年齢や経験を重ねた後でもう一度見ると、最初に感じたものとは違う何かを発見することもあるかもしれません。

 

背景知識や作品に込められた想いを知った上でじっくりと向き合うのもよいですが、

何も知らない状態でも、ただ絵画の前に立つだけで感じるものもあると思います。

 

また自由に旅をすることができるようになれば、

無料で入ることができる美術館巡りもイギリスの観光プランにぜひ組み込んでいただきたいです。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚

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