バース観光の最大の見どころ、ローマン・バス（ローマ浴場博物館）。
イギリスで唯一の天然温泉が湧き出るバースは、紀元前から温泉リゾートとして栄えていたと言われています。
この記事では、ローマン・バスの魅力をお伝えいたします。
※この記事に掲載されている写真は、2019年8月23日にロンドンからバースへ日帰り一人旅をした際に撮影したものです。ジオラマモードで撮ったものもありますが、写真に加工はしておりません。
◆◇◆◇◆ 目次 ◆◇◆◇◆
豪華なエントランスホール
実は筆者がこの博物館で1番気に入っているスポットは、こちらのエントランスホールです。
私が訪れた2019年夏は長蛇の列でした。
（コロナウイルスが流行する前だったため、予約なしでも当日カウンターでチケットを購入することが可能でした。）
天井・壁部分の写真しか撮っておらず、全体の雰囲気をお伝えしにくいのですが、天井が高いため広々とした印象があります。
この景色を首が痛くなるまでじっくりと眺めていると、あっという間に順番がまわって来ます。
大浴場跡（グレート・バス）
“Constructed in around 70AD as a grand bathing and socialising complex, the Roman Baths is one of the best-preserved Roman remains in the world, where 1,170,000 litres of steaming spring water, reaching 46°C, still fills the bathing site every single day.”
引用元：Roman Baths, Bath | Visit Bath
ローマン・バスと言えば、やはりこの大浴場跡（グレート・バス）をイメージされる方が多いと思います。
ウイルスや病気などが問題になり、今は水に触れることは禁止されていますが、かつては実際に温泉として利用されていたようです。
現在の温泉は、46℃の温度で1分間に117万ℓものお湯が湧き出ています。
2階部分も一周まわることができます。
ぐるりと囲むように立ち並んでいる、歴代のローマ皇帝やブリタニア総督像にもぜひ注目してくださいね。（19世紀に再発見された際に創られたものと言われています。）
そして、1番の撮影スポットはこちら。
バース・アビーと一緒に撮影できる角度があります。
まるでバース・アビーがローマン・バスからにょきっと生えているみたいに見えますね(笑)
この二つの観光スポットは隣接しているため、外からでも一緒にカメラに収めることができます。
バース・アビーについてはこちらの記事で詳しくご紹介しております。
ちなみにこちらの大浴場は、冬に訪れると白い湯気が立ち込んだ、幻想的な雰囲気を楽しむことができるようです。
私は真夏日に訪れたため、太陽の日差しが強すぎて早く建物内に戻りたいなと思いながら一周しましたが、もちろん雨の日よりは晴れている方がいいですね。
独特の展示方法
大浴場だけでなく、ローマン・バスには温水プールやサウナ、マッサージルームまで備え付けられていました。
下記の写真のように、当時の人々がどのように利用していたかを再現する映像もありました。
展示方法も工夫されているので、小さな子供も飽きずに楽しむことができそうです。
見学路の途中、床がガラス張りになっている箇所もあります。
五感すべてで楽しむことができるように、よく考えられているなぁと思いました。
神々に祈りを捧げる神聖な空間
温泉・サウナを楽しむためだけではなく、人々の社交の場であり、神殿を兼ね備えた祈りの場所としても利用されていました。
“Visitors can explore the Roman Baths, walk on the original Roman pavements and see the ruins of the Temple of Sulis Minerva. The museum collection, located next to the bathing complex, includes a gilt bronze head of the Goddess Sulis Minerva, and other Roman artefacts.”
写真がなく申し訳ございませんが、館内には女神「スリス・ミネルヴァ」の胸像も展示されています。
かつてのローマ人の人々は、源泉のそばに女神に捧げる神殿を建立し、温泉の治癒力をスリス・ミネルヴァからの贈り物として崇めていました。
見どころがたくさんある、ローマン・バス。
日本語のオーディオ・ガイドも利用することができます。
じっくりすべてを聞きながら見て周る場合は2時間近くかかるため、時間に余裕を持って観光できるといいですね。
ローマン・バス基本情報
2020年12月現在、コロナウイルスの影響で通常とは異なる Opening Hours となっております。
入館料は訪れる時期、年齢により異なります。（ファミリー割引もあります。）
詳細は下記公式HPをご確認くださいますようお願いいたします。
私が訪れた2019年夏は予約なしでも訪れることが出来ましたが、ベストシーズンだったため長蛇の列でした。
現在は通常の収容可能人数の約20%しか受け入れていないため、完全予約制となっております。
※常に公式HPから最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。
おわりに
ローマン・バスは身体的・精神的に障害をお持ちの方に対してのサポートも徹底されています。
ほとんどの展示スペースを車椅子で移動しながら鑑賞することが可能です。
詳しくは下記HPの Accessibility をご確認くださいますようお願いいたします。
このページに記載されている、基礎的な英単語の意味
- hearing impairment 聴力障害、難聴
- visual impairment 視力障害
- autism 自閉症
- claustrophobia 閉所恐怖症
- dementia 認知症
- Stroke Survivors 脳卒中生還者
公式HPの言語は英語、または中国語しか選択できませんが、わかりやすい英語で記載されています。
ご不明な点があれば、メールや電話で事前に確認することも可能です。
訪れる方への配慮が整っている施設は、やっぱり安心できますね。
最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*｡ﾟ
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