↺ 2021/08/16 更新
ネッシーで有名なネス湖のそばに築かれた、アーカート城(Urquhart Castle)
13世紀に造られスコットランドの王城として利用されていた時期もありましたが、
複雑な歴史を持ち、現在は荒廃したままの姿で保管されています。
廃虚好きの方にはぜひとも訪れていただきたい場所です。
ネス湖の写真とともに、荒城の歴史を簡単にご紹介させていただきます。
※この記事に掲載されている写真は、2019年6月下旬にエディンバラから1泊2日でハイランドの名所を巡るツアーに友人と一緒に参加した際に撮影したものです。ジオラマモードで撮ったものもありますが、写真に加工はしておりません。
アーカート城への行き方
私も友人も車を持っておらず(国際運転免許証も取得していないのでレンタカーも借りられません…笑)
エディンバラから1泊2日のハイランドの名所を巡るツアーに参加し、
ツアーの目的地の1つとして訪れました。
10名ほどの少人数のツアーで、ミニバンのような車で
ドライバー兼ガイドのお兄さんが観光案内をしてくれました。
ハイランド地方の唯一のシティであるインヴァネス(Inverness)に宿泊し、
そこから車で移動した後、フェリーでネス湖を渡りアーカート城へ。
当時はブログを始めるつもりがなかったので、詳細な記録がなくすみません…
陸路でも訪れることは可能なようですが、
フェリーから見渡すネス湖は絶景なので、お天気の良い日はフェリーの旅もおすすめです。
お城は荒廃していますが、アーカート城までの道は綺麗に舗装されていました。
それでは、橋を渡って廃城探検をはじめましょう。
アーカート城について/ 歴史
アーカート城の歴史は13世紀にまで遡ります。
1230年頃に領主の城として築城。
14世紀のスコットランド独立戦争時には、激しい戦いの舞台にもなりました。
イングランド軍に占拠されていた時期もあったようですが、
その後はスコットランドの王城として、また住居としても利用されていました。
しかしながら、スコットランド西部の海岸地帯を支配していたマクドナルド一族( the MacDonalds )による襲撃やカヴェナンター(Covenanters:長老主義者(プロテスタントの一派))の群衆による襲撃、
ジャコバイト軍との戦いにより、城は住居として好ましい状態を保つことが次第にできなくなっていきます。
最終的に17世紀末には放置され、廃城と化しました。
現在は、この荒城の歴史を伝えるビジターセンターが近くに建設され、
資料の展示もされています。
(写真がなくすみません、カフェやショップも入っていました。)
ネス湖の畔にぽつんと佇む廃城、アーカート城。
悲しい歴史を持っていますが、現在ではスコットランドにあるお城の中でも
訪問者が最も多い場所の1つとなっています。
こんなに晴れていたのに、途中から急に激しく雨が降り始めました。
雨と荒城も雰囲気があって良いのですが、
屋根がない廃城を散策するのは思ったよりも大変で、途中から写真撮影は諦めることに。
フードを深く被り、引き続き探検を楽しみました。
少し離れた場所から角度を変えて見ると、また違った印象を受けます。
なんだか『もののけ姫』がはじまりそうな雰囲気ですね (笑)
アーカート城基本情報
Opening Times は季節によって変わります。
詳細は下記HPからご確認ください。
おわりに
大自然の中にいるときも、人の手によって造られた建築物を見るときも、
それぞれ異なる感動があると思います。
その両方を一度に味わることができる贅沢な場所、アーカート城。
廃虚好きな筆者にとっては最高の旅になりました。
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最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚
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