気が付けば、帰国まで残り2週間。
イギリスでの生活も、もうすぐ終わりを迎えようとしています。
私がブログを始めたのは、2020年 5月12日。
初めて記事を出した日は、2日後の 5月14日。
これが 136記事目になり、あれから早いもので 9カ月が経ちました。
昔に書いたものは酷い出来で、読み返すと恥ずかしいのですが、
成長の過程を見るのも悪くはないかなということで敢えてそのままにしています。
というのは建前で、「修正するのが面倒」というのがほんとの理由…( ˊᵕˋ; )
帰国が迫ってきたことでイギリス生活を改めて振り返ることが多くなりましたが、
これまで書き溜めたブログに関しても、せっかくの機会なので少しまとめてみたいなと思います。
ブログを始めた理由
私がブログを始めた1番の理由は、
とにかく人と繋がりたかったから。
2020年3月23日に始まったイギリスのロックダウン。
5月になって、ようやく規制緩和の方向性が見え始めましたが、
当時はまだレストランやカフェは閉まっており(テイクアウトも不可、完全に営業停止状態でした)、生活に必要不可欠なお店やサービス以外は利用できない状況でした。
もともと日本人が少ないマンチェスターで、さらにロックダウンになり、
日本語でのコミュニケーションに飢えきっていたのだと思います。
ロンドンを「東京」に例えるのなら、
マンチェスターは「大阪」と言われることもあるくらいで、日本人に出会える確率はもっと高いと渡英前は思い込んでいました。
(ちなみに私は生まれも育ちも大阪です。)
実状は違っており、最初の3か月は日本の方にお会いする機会がまったくありませんでした。
渡英直後、4週間だけ語学学校に通いながら家探しや仕事探しを進めていましたが、学校でも日本人はゼロ、
日本食レストランでアルバイトを数週間だけしましたが、そこでも日本人は私だけ。
(お店のオーナーが “Ken”という名前で、メッセージをもらったときに「やったー!ついに日本人の方とお会いできる!」と喜んでいたのに香港出身の方でした。名前トリッキーすぎじゃありませんか?笑)
アルバイト後に Japanese Speaking Advisor としてカスタマーサービスのお仕事を始めたとき、さすがに日本人の先輩が一人くらいはいるだろうと期待していたものの、
その部署では中国人の女の子が1人いましたが、アジア人は私たち2人だけ。
日本人に出会うことがこんなに難しいと予測していなかったため、正直面食らいました。
「仕事探し」より「日本人探し」の方が難しいって、もはやネタですよね←
英語を流暢に話せない私にとって、日本語でのコミュニケーションができないことにもどかしさを感じることも少なくありませんでした。
時差があり、日本に住む友人や家族ともあまり連絡が取れず…。
(歳の近い友達の多くは結婚・出産を経験しており、電話で話す時間を取ってもらうのもなんだか申し訳ない気持ちがありました。当時母はスマホを持っていなかったので、妹のスマホを使い、数週間に一度電話で話す程度でした。どんな時代?笑)
でもだからこそ、最初の会社で仲良くなった友達が、
私にとってかけがえのない大切な存在になったというのも事実です。
ロックダウンの今でも連絡を取り合ってくれたり、本当に感謝しています。
近くに住んでいる子もいて、ときどき一緒にお散歩をすることも。
(一緒に住んでいない人とでも、現在のルール上、1日1回だけなら外でのエクササイズ時に会うことは許されているので。)
転職後も日本語のカスタマーサービスのお仕事を選び、
同じオフィスに日本人の先輩が一人いらっしゃって、いつも手厚くサポートをしてくださったおかげで日本語が使えないモヤモヤを感じることはほとんどなくなりましたが、
渡英直後に日本語で話せる人がいたら、また少し違う気持ちだったのかな~と思います。
仕事探し・語学学校についての記事はこちら☟
今はブログを通して日本語でのコミュニケーションを取る機会の方がむしろ多くなり、
「あれ、今イギリスにいるんだよね?」と逆の心境になっています(笑)
いつもお忙しい中、長い記事を読んでくださり、
コメントまでいただき本当にありがとうございます。
ブログのタイトルとハンドルネーム
ブログの名前をどうしようかと考えていたときに、ふと目に入ったのがこちら。
イギリスの庶民的なスーパー、Tescoで購入した壁にかけるデコレーションです。
(£3程度でした。)
ブログのタイトルはできるだけ他と被らない、オリジナリティー溢れる名前の方がよいと後で知りましたが、
当時は直感で「よし!これにしよう」と思ったのであまり後悔はしていません。
(基本的に直感で物事を決めるタイプ。)
現在はイギリスの情報を中心に発信していますが、
帰国後もゆるく続けていけたらいいなという思いも込めて、「イギリス」に縛られない名前にしました。
ハンドルネームは ブログのタイトル、 “TO travel IS TO live” を省略したもので「トラリブ」。
旅をすることが生き甲斐だと感じている自分にぴったりの名前だと、わりと気に入っています。
私の旅人生のはじまりとなった国は、イギリスではなくイタリアです。
初めて旅のプランを自分一人で考えて、航空券や宿泊施設などを予約・手配した思い出の国。
当時の記憶・思い出を形にしたのがこちらの記事です☟
この記事で使用したカメラは、昔の相棒、
OLYMPUS PEN Lite E-PL1s (赤色)がほとんど。
イタリア旅行中に私の不注意で壊してしまってからは、
現在の OLYMPUS PEN Lite E-PL5(白色)を使っています。
(すでにどちらも古い型番で廃版になっています…)
(カメラを壊してしまったのは、旅行の最終日から2日前、ローマにいたときでした。とてもショックでしたが、データは破損せずに残っていたことと、旅の終盤だったことは救いでした。)
前のカメラの方がより現実に近い写真を撮ることができたので、
これらの写真は私にとって特別なもの。
ねこちゃんもリアルに撮れます(笑)
アイスランドで約3週間のボランティアをしていたときに、宿泊施設で飼っていた子。
人懐こい性格で、よく膝の上に飛び乗ってきてくれました。ちょっと重かったけど。
今も使用しているカメラも、別に嫌いなわけではありません。
ジオラマモードの雰囲気は、むしろこちらの方がかわいくて気に入っています。
被写体は違いますが、今も使用しているカメラで撮った御猫様たち↓
こちらはクロアチアで出会った野良猫ちゃんたちです。
元記事はこちら☟
(こちらの記事にしか載せていない写真もあります。)
写真を撮ることが旅をすることと同じくらい好きだと気付いた
ブログを始めてから気付いたこと。
それは、写真を撮るのが昔から好きで、
言葉で表現できない何かを残すために、写真に頼って生きてきたということ。
今まで撮りためた写真は数えきれないほどあり、
ブログに載せている写真も、現地で撮影した 3分の1程度です。
(撮り過ぎたときは 5分の1程度しか出せていないこともあります。)
(できるだけ厳選しているつもりですが、それでもいつも大量過ぎてすみません…どの写真を使用するかを考える過程が、記事作成に1番時間がかかっているところかもしれません。)
「写真を撮るのがすき!」という想いを言語化した記事はこちら☟
もっとも言葉と言っても日本語ですら使いこなせていないことを、
ブログを書き始めてから身に染みて感じています。
今後はインプットの量も増やし、洗練された文章を書けるよう精進して参ります。
ブログを続けることで変わったこと
もともと内向的な性格で、人とコミュニケーションを取るのが苦手でした。
寂しいやつだなと思われるかもしれませんが、
一人で何かに没頭している時間が最高に楽しくて幸せで、
人が集まっている場所に行くと(それがたとえ仲良くしてくれている人達であっても)、しんどいなと感じてしまうことがあります。
(誘ってもらえるのはすごく嬉しいし、有難いな~わくわくするな~という気持ちはあるのですが、疲れちゃうときもある…という感じです。)
昔から気が付いたらマイノリティーに属することが多く、
「普通の人」になりたいという憧れを強く持っていました。
同じ人は一人もいないのだから、何をもって「普通」と定義するのか…という問題ですが、学生時代や若い頃は特に「一般」の枠からはみ出るのが怖い、「異変」と思われたくないという恐怖心に駆られていました。
できるだけひっそりと、人の迷惑にならないように過ごしたいという受け身な姿勢で生きてきたので、
「自分から何かを発信する」という発想はありませんでした。
そんな気持ちを過去に呟いていたことも…
有難いことに、貴重な時間を割いて読んでくださり、さらにフィードバックまでくださる読者の皆様のおかげで、ブログを通して自己表現をすることにも少しずつ慣れてきました。
「リアルな友達と面と向かって話すにはちょっと重いかな…」というテーマに関しても、
ブログだと自由に表現できる気がします。
「日本の社会でも多様性が広く認められるようになってほしい」という願いを込めて、今後も自分の意見を形にしていきたいなと思います。
ブログの今後の方向性
これまでは「イギリス旅行」「イギリス生活での豆知識」などを中心に書き綴ってきましたが、
今後は「日本での生活の中で改めて感じたこと」「語学学習」などのテーマも交えながら更新していきたいです。
もちろん、まだまだイギリス観光の記事を出し切れていないので、
そちらも継続して更新していくつもりです。
(ロンドン、エディンバラ編も終わりそうにありませんが、
大好きな街、オックスフォードに関しての記事もまだ1つも作れていないので…。)
そしてもう1つ、取り組みたいテーマがあります。
大まかに言うと、『メンタルヘルス』について。
私は自尊心が低く、「弱い自分を認めて受け入れる」ことからずっと逃げてきましたが、
2020年秋にようやく自分としっかり対峙する時間を持ちました。
(今も勉強している途中です。)
そこで学んだこと、おすすめの動画(英語ですが、とてもわかりやすくて映像も美しいもの)などを自分の記録としても少しずつ形にしていけたらいいなと思います。
あまり興味のない方には申し訳ございませんが、
マンチェスターでの生活の中で撮りためた写真もたくさんあり、その機会に使っていきたいなと考えています。
(特におすすめのスポットというわけではありませんが、この記事に使用しているような、何気ない日常の写真です。)
おわりに
また自由に旅をすることができるようになるまでは、まだまだ時間がかかると思いますが、
過去の記事で宣言したように、今後も「旅人」を続ける所存です。
「旅人を続けます」宣言をした記事☟
帰国後は更新頻度は減ってしまうと思いますが、
また気が向いた時にあそびに来ていただけたら嬉しいです。
2021年も「今までの通りの日常」とは異なる生活が続きそうですが、
どうか皆さまにとって、穏やかな実りのある日々になりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚
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