『イタリアの最も美しい村』(I borghi più belli d’Italia) クラブに加盟している、
ウンブリア州にある小さな街、スペッロ
民家の窓やドア、バルコニーに飾られた花々が美しいことで有名です。
6月の “Le Infiorate di Spello” や、11月の新オリーブオイルを祝う “Festa dell’olivo e della Bruschetta” のイベントの際は世界中から観光客が押し寄せます。
この記事では、スペッロの見どころや、
実際に街を歩いて見つけた、おすすめの美しいストリートを写真と共にご紹介いたします。
- ポルタ・コンソラーレ【Porta Consolare】
- 旧市街のおすすめフォトスポット
- 【Masciotti Guiscardo】のドア
- 【Via Borgo S. Sisto 4】
- 【Cappella di Sant'Anna】のフレスコ画が見られるスポット
- 【Via S. Angelo】
- 【Via della Misericordia】
- 【Roman forum】
- ポルタ・ヴェーネレ【Venus' Gate】と展望台
- 【Il balcone dei sogni in fiore】
- 【Via Arco di Augusto】
- 【La scalinata in "fiore"!】
- 展望台【Belvedere】と【Arco Romano】
- 【Via Cappuccini】
- 【Il Trombone】レストラン近くの三叉路
- 【Via S. Martino I】
- サンタ・マリア・マッジョーレ教会
- アートセンター【Bottega dell’Arte - Fondazione Marchionni】
- 1年で最も盛り上がるイベント:インフィオラーテ
- スペッロのお土産に…
- スペッロへのアクセス
- おわりに
\スペッロ情報も掲載/
ポルタ・コンソラーレ【Porta Consolare】
要塞の壁の一部。
スペッロの鉄道駅から旧市街へ向かう場合、ここから入ることになります。
(旧市街へは登坂が続きます。)
Porta Consolare(June 2024)
ポルタ・コンソラーレから旧市街に入ると、花で飾られた陶器屋さんが右手に見えます☟
ここから旧市街散策がスタートします。
日中の明るい時間も、ライトアップされた幻想的な夜もどちらも素敵。
地図を見ずに行き当たりばったりに彷徨うのも楽しいですが、ぜひ訪れてみてほしいかわいいストリートを順にご紹介します。
旧市街のおすすめフォトスポット
【Masciotti Guiscardo】のドア
ポルタ・コンソラーレを抜けて坂道を上がり始めるとすぐに現れる精肉店(Butcher shop)、Masciotti Guiscardo
お店の周辺に花壇がたくさんあり、花で飾られたドアも美しく、
訪れる観光客の多くが足を止めて写真撮影をしていました。
精肉店の入口はこのドアの左手にあります☟
夜間はライトアップされていました。
ここを通り過ぎて、コンソラーレ通りを上っていくのがおすすめの順路。
左手の道は急な坂になっているので(写真下)、下りにおすすめです☟
【Via Borgo S. Sisto 4】
コンソラーレ通りを登っていく途中に出てくる、かわいい路地 Borgo S. Sisto 4
道の両側にカラフルな花が咲き誇る植木鉢が並ぶ、吸い込まれそうになるくらい美しいストリートです。こちらは花の飾り付けの美しさを競うコンテストでも何度も受賞されているようで、タイルが何枚も飾られていました。
夜もライトアップされているため、このストリート前は昼夜問わず写真を撮る観光客がいます。見逃すことはないと思いますが、間違いなく必見ポイントのひとつです。
この路地に到着するまでのコンソラーレ通りも、アートギャラリーやショップが並んでいます☟
【Cappella di Sant'Anna】のフレスコ画が見られるスポット
教会内には入っていませんが、ガラス窓越しに教会の天井に描かれたフレスコ画を覗くことができます☟
ベンチもあり、ちょっとした休憩スポットになっています。
地図ではこちら☟
隣に小さなアートギャラリー&ショップがあります☟
ここで販売されていたハンドメイドのマグネット、買っておけばよかったかもと少し後悔が残ります。
次はこちらの場所(写真上の右手にある)から通じる坂道 Via S. Angelo のフォトスポットをご紹介します。
【Via S. Angelo】
ポルタ・コンソラーレへと戻る近道、Angelo 通りは急な坂道になっています。
一本入るだけで、ファンタジーの世界が始まりそうなかわいい路地も💗
ライトアップされた夜も、ぜひ歩いてみてほしいです。
【Via della Misericordia】
スペッロ旧市街の中で最も好きなスポットのひとつ、Misericordia通り
メインストリート(Via Giuseppe Garibaldi)から一本入るだけなのに、
とっても静かで、両脇が花壇に囲まれていてフォトジェニック📷✨
奥に見えている扉はChurch of Misericords(Chiesa della Misericordia)
教会側から見たメイン通りに向かう路地も、雰囲気が異なっていてかわいいです☟
あまり人気が無く、写真撮影もしやすかった個人的に一押しの撮影スポット!
夜もライトアップされていました。ぜひ見逃さないようにしてください。
【Roman forum】
スペッロにいくつかある展望スポットの中でも、最も鉄道駅から近くアクセスしやすい場所。
他の展望スポットは坂道を上り続けないといけませんが、こちらの展望スポットは比較的簡単に到着できるので、体力に自信がない人にもおすすめです。
緑が広がるのどかな街並み。
スペッロが丘の上に作られた街だったことを思い出させてくれます。
ポルタ・ヴェーネレ【Venus' Gate】と展望台
村を守る要塞の一部で、スペッロにある6つの門のひとつです。
この坂道(Mura Vecchie通り)を上ると、こちらの展望スポットに辿り着きます☟
展望スポットに向かうまでの下り坂も趣がある素敵な道☟
このすぐ右手を曲がると展望スポットがあります。
【Il balcone dei sogni in fiore】
Via Arco di Augusto と Via Giuseppe Garibaldi が交差する角にある民家、
こちらもコンテストに常時入賞されているようで、観光客の多くが足を止めて撮影していました。
この付近には放し飼い?にされているねこたちが3匹いました。こちらの記事でご紹介しています☟
【Via Arco di Augusto】
ひとつ前の民家(Il balcone dei sogni in fiore)からすぐ近くにあるストリート、Via Arco di Augusto
路地全体がかわいかったのですが、特にここが目立っていました☟
ARMONIA - CASA VACANZE / HOLIDAY HOUSE- SPELLO - UMBRIA
3日間の滞在中、何度かこの前を散歩しましたが、朝・お昼・夜どの時間帯も人通りは少なく、ゆっくりと写真撮影をすることができました。
こんなかわいいお家に住めたら最高ですね🌸
【La scalinata in "fiore"!】
ここぞ一押しのフォトスポットと呼べる場所。
カラフルな植木鉢が階段の手すりに飾り付けられており、まるで写真を撮るために作られたスポットのようです📷✨
向いにはサンドウィッチのお店もあります(写真下の右手)
この周辺にはカフェやレストランは少ないので、ちょっと休憩したいときにちょうどよいかも。Googleの評価も高いです☟
展望台【Belvedere】と【Arco Romano】
植木鉢のアートがかわいいストリートから坂を上り続けると
展望スポット "Belvedere" に辿り着きます。
(ここがスペッロ旧市街で最も高い場所のように感じました。)
訪れたときは晴れていたものの、小雨が降っていたので不思議な空。
この近くには木の妖精?のようなユニークなオブジェがありました☟
さらに奥へ進むと、石作りのアーチ "Arco Romano" があります☟
【Via Cappuccini】
石造りのアーチをくぐり抜けた先には、緩やかな下り坂が続いています。
ここも6月の花のお祭りの際に、花のカーペットが敷かれる場所となっているようです。
このストリート沿いに並んでいる民家も花の装飾が美しく、歩いているだけで楽しい気分になります。
宿泊施設の外観もかわいいです🥰☟
【Il Trombone】レストラン近くの三叉路
Via Cappucciniからそう離れていない場所にあるレストラン、 “Il Trombone”
私は近くを通っただけですが、Googleマップに載っているテラス席の写真は絶景でした。
店内も温かみのあるレンガで寒い季節も安心ですが、緑豊かな景色を見ながらの食事はさらに美味しく感じられると思います。
★公式Facebookページ☟
レストランの奥は三叉路になっていて、スペッロの美しい田舎町の光景が広がっています。
周辺も石造りのアーチが美しく、散策が楽しいエリアです。
【Via S. Martino I】
こちらもスペッロ旧市街で最もフォトジェニックな路地のひとつ。
Via S. Martino I 近くの家々もコンテストに入賞されているようで、花のプレートが壁に飾られていました。
Via S. Martino I通りや周辺の路地も夜間はライトアップされています。
この周辺でもねこを数匹見かけました。こちらの記事に載せています☟
ユニークな植木鉢や装飾がかわいい Via S. Martino I
ここもぜひ訪れてみてほしいストリートのひとつです。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会
16世紀に作られたマヨリカ(マジョリカ)焼きの美しい床が有名な教会。
その部分だけガラス張りになっていて、真上からじっくりと見ることができます。
残念ながら教会内部は撮影禁止となっていますが、16世紀にルネサンス期の画家、ピントゥリッキオによって描かれた美しい巨大なフレスコ画も必見です。
Santa Maria Maggiore in Spello(June 2024)
- 入場料:€3
(2024年6月当時、チケットはメモ用紙みたいな小さな紙でした)
教会のすぐ隣には小さなボタニカルガーデンもあるので、合わせて足を運んでみてください☟
アートセンター【Bottega dell’Arte - Fondazione Marchionni】
教会のような建物、Googleマップにはアートセンターと記されています。
フレスコ画家の一人、Elvio Marchionni(エルヴィオ・マルキオンニ)さん、
スペッロで生まれ、ペルージャのベルナルディーノ・ディ・ベット美術館に通い、中世の絵画技術を深めた後、パリで修業をされました。
エルヴィオ・マルキオンニ財団が設立されたのは、2009年8月。
参考:Elvio Marchionni | Arte Contemporanea
訪れたときは予備知識なしでしたが、
作品制作・修復作業を近くで見学させてもらえる、貴重な体験ができました。
1年で最も盛り上がるイベント:インフィオラーテ
花びらの絨毯を街路に敷き詰めて、春の訪れを祝うお祭り「インフォラーテ」
〖Le Infiorate di Spello〗
その美しい景色を見るために、世界中から観光客が訪れます。
2024年の開催日程:2024年 6月 1日(土)・ 2日(日)
※開催日は毎年異なるので、公式HPをチェックしてください☟
いつもは静かなストリートも、このお祭りの際は人で溢れかえっています。
私はお祭り後(約3週間後)に訪れたため、フラワーカーペットは見逃してしまいましたが、美しい花々で彩られた民家をじっくりと見てまわるだけで、とても幸せな気持ちになりました。一部、フラワーカーペットの名残がある道もありました☟
スペッロのお土産に…
【Acqua ai fiori di Spello】
香水のお店、Acqua ai fiori di Spello
旧市街に2店舗あります。
(私は購入はしていませんが)香水だけでなく、ハンドクリームやディフューザーなどもあるようです。
ショーウインドウから見ると、服や雑貨も販売されているようでした。
★【Acqua ai fiori di Spello】公式HP☟
メイド・イン・イタリアのおしゃれでかわいいお土産を探している人におすすめです。
旧市街にあるレストラン前にも、お店のロゴがプリントされた車のデコレーションがありました☟
【La Tavola Dell'Umbro Di Rossignoli Corrado】
オリーブでも有名なスペッロ。
普通のオリーブオイルはもちろん、トリュフのフレーバなど、他の国ではあまり見つけられない変わった種類のものも販売されています。
オリーブオイルのお店は至る所にあるのですが、機内持ち込み可能(100ml以下)のサイズはなかなか見つけられず、探し回ってようやくここのお店で発見しました。
小さいサイズのオリーブオイルを求めている方はぜひ。
スペッロへのアクセス
アッシジから鉄道でたった一駅というアクセスの良さ。
ローマ、またはフィレンツェからも日帰りでアクセスすることができます。
- アッシジから:急行や普通電車(RV・REG) で8分
- ローマテルミニ駅から:急行(RV) で約2時間
- フィレンツェS.M.N駅から:急行(RV) 直通で約2時間40分
私はオルヴィエートから鉄道で訪れました。
★丘上都市、オルヴィエートについてはこちらの記事にまとめています☟
スペッロの鉄道駅から旧市街までは、徒歩 約10分程度です。
小さな街ですが、急こう配の坂道・階段がたくさんあります。鉄道駅は無人で荷物預かりサービスはなく、ロッカーも見当たらなかったため(2024年6月当時)、できれば宿泊して早朝や夜の静かな雰囲気を感じていただきたいです。
【Bully casa Vacanze】
スペッロの鉄道駅から徒歩約 10分程度ですが、
静かな住宅地にあり、広くて清潔なアパートです。
\他の宿泊施設も検索/
\Booking.com や agodaなどの比較も/
★【Bully casa Vacanze】について、詳しくはこちらの記事にまとめています☟
おわりに
これまでヨーロッパを中心に35ヵ国以上旅してきましたが、その中でも何度も繰り返し訪れているのは、ダントツでイタリア。
繰り返し訪れている街もありますが(ヴェネツィアやマテーラなど)、まだまだ行ってみたいイタリアの田舎町がたくさんあります。
今後もガイドブックではあまり取り上げられていない、かわいい小さな田舎町を中心にブログやInstagramなどでご紹介させていただきたいです🥰
スペッロで出会ったねこ、撮影スポットについては、こちらの記事にまとめています☟
【Bully casa Vacanze】
スペッロの鉄道駅から徒歩約 10分程度ですが、
静かな住宅地にあり、広くて清潔なアパートです。
\他の宿泊施設も検索/
\Booking.com や agodaなどの比較も/
★【Bully casa Vacanze】について、詳しくはこちらの記事にまとめています☟
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
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