初めて訪れる国で、自由気ままに一人旅。
公共交通機関が発達している都市部であれば移動も簡単ですが、
大自然の中を冒険するなら、現地のツアーに参加するのも有効な手段ですよね。
私が海外一人旅で現地ツアーに初めて参加したのは、2011年8月。
アイスランドの大自然を1日でまわるツアーでした。
そのときの失敗から学んだことをシェアさせていただきます。
+アイスランドの首都、レイキャビクの観光スポットも
後半でいくつかご紹介いたします。
※この記事は2011年8月にアイスランドで行われていたプログラムのひとつ、“Photo Marathon” に参加した後、帰国前に体験した現地ツアーの思い出を書き綴っています。
“Photo Marathon”について、そのプログラムに参加するに至った経緯については、こちらの記事でお伝えしています☟
※この記事に掲載されている写真は、2011年の8月にアイスランドで撮影したものです。(使用カメラはOLYMPUS PEN Lite E-PL1s(廃盤)、写真は無加工のまま載せています。)
渓谷の上で一人取り残され、大ピンチ
結論から申し上げますと、このバスツアーが忘れられない体験になったのは、
迷子になり、ツアーの途中で置いて行かれたからなんです。
1日でいろいろな観光スポットを巡るバスツアー。
各観光スポットでバスを降りた後、基本的にはみんなで一緒に行動し、
またバスに乗り込んで次の目的地に向かいますが、
場所によっては1時間もしくはそれ以上の自由時間が与えられ、
観光スポットを各自で楽しんだ後、
バスを降りた場所とは異なる場所で集合することも。
私が置き去りになった場所はこちら、渓谷の上です。
上記写真の左部分に、人が歩いているのが見えますでしょうか?
この道を下り続けたところがどうやら次の集合場所になっていたようですが、
実は私、車内のアナウンスを聞き逃し、
集合時間に降ろされた場所(渓谷の上)に戻ってしまったんです。
この急な坂道(写真右)をまた上り、バスがたくさん止まっている広場へ…
集合時間が刻一刻と迫る中、自分が参加していたツアーのバスが見つからず、
一人周辺をウロウロ。
大型バスはたくさん停まっているものの、
バスの中には(運転手さんも含めて)人はおらず、
周囲を見回しても誰もいなくて、だんだん焦りが募っていきます。
しまいには雨も降り始めて、集合時間はとっくに過ぎ、
どうしたらいいかわからなくてパニックに。
当時スマートフォンを持っておらず、地図もないので
自分がどこにいるのかさっぱりわからず…。
持っていたガラケーは海外プランに変更していなくて、
電話をかけることもできませんでした/(^o^)\オワタ
大自然の中一人取り残されて、
「あぁ、終わった…」と顔面蒼白で呆然と突っ立っていたところ、
親切なアイスランド人のおじちゃん(他の団体ツアーのバスドライバーさん)がどこからか現れて、
「大丈夫?」と声をかけてくれました。
頭の中は混乱状態のままでしたが、安堵感で思わず泣き出してしまいました。
(今思うとほんとにかっこ悪いんですが…笑)
そのアイスランド人のおじちゃんにツアーの連絡先を聞かれ、
参加していた旅行の案内書を差し出すと、
ガイド兼運転手さんに、電話をかけてくださいました。
偶然にも次の目的地が同じということで、
その見つけてくれたおじちゃんのバスで現地まで送ってもらえることに。
今振り返って考えてみても、本当に幸運でした。
そしておじちゃん優しすぎる…
見つけて声をかけてもらえなかったらどうなっていたんだろう…と想像するとゾッとします(笑)
しばらくすると、その団体のツアー客がバスに戻ってきて、
突然増えた乗客(=私)に少し驚きながらも、いろいろ質問してくれました。
しかも中国語で!笑
どうやら中国人団体観光客を乗せたツアーだったようで、
私も中国人に見えたようです(笑)
ぽかん ( ゚д゚) としていると英語に切り替えてくれて、
中には簡単な日本語を話せる人もいて(!)道中も寂しい想いはまったくせず、
逆にその状況が面白くて、夢中で話していたら気が付けば合流地点に。
私を見つけてくれて運んでくれた運転手のおじちゃんと、
参加していたツアーの運転手のおじちゃんがアイスランド語で軽く話をした後、握手をしてお別れ。
最後に「もうはぐれちゃダメだよ!」と優しく声をかけてくれてくれました。
名前も聞いていなかったけれど、ありがとうアイスランド人のおじちゃん。
本当にフレンドリーで優しい方でした。
その後も数か所観光スポットを巡り、
無事にReykjavík市内に戻って来ることができました。
旅の失敗から学んだこと
ツアーの前日はできるだけしっかり睡眠を取る
私が参加したツアーは、朝の 8時頃集合でしたが、
前日ベットに入ったのは午前 4時半頃。
なぜそんな遅くまで起きていたのかというと、
ボランティアメンバーの友達数人が帰国する日で、
みんなでその子のバスが来るまでトランプをしながら語ったり、最後の時間を一緒に過ごしていたからです。
(変な時間にしかバスがなく、明け方の午前4時台のバスに乗って空港に向かうことになりました。私も別の日の同じ時間帯のバスに乗りました。)
アイスランドで参加していたプロジェクト、Photo Marathon に関してはこちらの記事に綴っています☟
ただでさえ英語を聞き取るのに必死なのに(アイスランド訛りの英語、かなり難しいです笑)、
寝不足で集中力が落ちていたのは危険だったなと反省。
ツアー中、次の「集合場所・集合時間」は確実に!
意識がはっきりしていても、アナウンスを聞き逃してしまうことってありますよね。
そんなときはバスドライバーさんにもう1度きちんと確認することが必要です。
自信がなければ、メモに書いて
「これで合っていますか?」と聞いてみるのもひとつの手かもしれません。
同じ場所で再集合するとは限らないので、集合時間だけでなく、
場所も絶対に確認しておくようにしましょう。
一人で楽しむのもいいけれど、ツアーメンバーの人と一緒に行動するのも◎
再度合流してツアーを引き続き楽しんでいた時、
突然知らない人から声をかけられました。
「君、○○のツアーに参加しているよね!?」
えっ…なんで私が参加しているツアーの名前がわかったの?とびっくりしましたが、
話を聞くと、なんとその人も別の場所で置き去りにされ、
なんとかここまで追いついたそう…
(どんだけルーズなんだよ運転手さん、、とツッコみたくなりましたが笑)
そのツアーに参加していたアジア人は私だけで、
その人の記憶に残っていたため、声をかけたとのこと。
「次の集合時間と集合場所を教えて!」と聞かれて、
もう笑わずにはいられませんでした。
日本ほど念入りに人数確認をしてくれないのが
海外ツアーあるあるなのかどうかはわかりかねますが、
同じく一人旅で参加している人がいたら、
一緒に行動することで置き去りにされるリスクも減らせるかもしれません。
観光スポットでお互いに写真を撮りあったり、
どこから来たのか、この旅をするのに至った経緯など、
観光しながらいろんな話をするのも楽しい思い出になります。
「旅は道連れ」と言いますし、せっかくなら一つひとつの出会いも大切にしたくなりますね。
アートな街、レイキャビク
アイスランドと言えば大自然!で知られていますが、
首都のレイキャビクは街中に美術館・博物館、
アートギャラリーが点在し、芸術の街としても有名です。
8月に行われる、一大イベント、“Reykjavík Culture Night” に関してはこちらの記事でご紹介しております☟
街中で音楽フェスやアートイベントが催される特別な1日です。
2011年のReykjavíkの街の様子(写真数枚)を載せています。
壁に描かれているイラストや落書きもかわいい♡
街歩きをしているだけでアートに触れられます。
いくつかある美術館・博物館の中でも、
個人的に記憶に残っている場所は レイキャビク美術館 です。
とても広く、展示室も個性的。
図書館のようになっているスペースもありました。
印象的だった展示☟
片耳がないミッキーの帽子を被っているゴッホの絵☟
現代アートはコンセプトがよくわからなくて「?」となることが多いのですが、
それでも楽しめる作品がたくさんある、刺激的な美術館でした。
美術館ではありませんが、Reykjavík の中でも有名な建物、
Harpa Tónlistarhús – fundarherbergi(コンサート ホール)も訪れたいスポットの1つ☟
光と影のコントラストが美しい、解放感のある建築物です。
外側から見ると、鱗のようになっているガラス窓と、
均一に設計された窓があることがわかります☟
内側から眺めるとまったく違う雰囲気です↓
窓から差し込む太陽の光を浴びながら、
建物の中央にある大きな階段を上るだけで冒険気分に♪
Reykjavík 市内には教会もたくさんあります。
建築が好きな方は教会巡りもぜひ楽しんでくださいね。
おすすめの教会はこちらの記事で紹介しております☟
おわりに
現地ツアーに参加するのは、レンタカーを借りて旅行するより割高になる可能性もありますが、
バスガイドさんから歴史的な背景を教えてもらった上で、
観光スポットを効率良くまわることができたり、
一緒に参加したグループの人たちと仲良くなれたり、
ツアーだからこそ経験できる利点もたくさんあります。
将来、また自由に海外旅行ができるようになれば、
ぜひ現地のツアーに参加して、少しディープな旅行体験を楽しんでくださいね。
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
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