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イギリスロックダウン100日を終えて/ 他国との比較とイギリスから見た日本

 

2020年3月23に首相Boris Johnsonからロックダウン開始のアナウンスがあり、昨日6月30日にイギリスロックダウン100日目を迎えました。

 

他の国とも比較しながら、これまでを振り返ってみたいと思います。

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@L.I.V.I.A. Silverdale 2020年6月23日撮影

 

  ◆◇◆◇◆ 目次 ◆◇◆◇◆

イギリスでのコロナウイルスの感染者・死者について

2020年7月1日現在まで、イギリス国内では312,000人以上がコロナウイルスに感染し、死者は43,000人に上りました

この数値は検査をした人のみ反映されているため、実際にはコロナウイルスが原因で亡くなった人の数はこれよりも多くなることが考えられます。

 

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BBC News “Coronavirus UK map:
How many confirmed cases are there in your area?”より

イギリスは欧州の中で死者が最も多く、アメリカ・ブラジルに次ぎ、全世界から見ると3番目です。

 

イギリスの死者の大半約90%(約39,000人)はEnglandに集中しています。

Wales1,510Northern Ireland551を記録しています。

the National Records of Scotland (NRS)は6月21日までにScotland4,119の死者が確認されたと示唆しています。

 

今なお死者・感染者は残念ながら出ておりますが、その数は日に日に減少しています。

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BBC News “Coronavirus UK map: How many confirmed cases are there in your area?”より

参考:

BBC News – “ Coronavirus UK map: How many confirmed cases are there in your area? ”

Stall in downward trend of daily deaths より

30 June 2020

ロックダウンが再強化されるLeicester / イングランドの感染地域マップ

上記の図からご覧いただいた通り、少しずつではありますが、イギリス国内の感染者・死者の数は減少しており、Englandでは7月4日からパブ・レストラン、ヘアサロンやホテルなどが再開しはじめます。

 

しかしながら、Englandの都市の一つ、Leicesterのみ規制緩和が適用されず、(特定の学年のみ)再開していた学校も閉校することに。

ここ数週間の間、イギリス国内の陽性症例の10%がLeicesterに集中していたためです。

参考:

BBC News - Leicester lockdown より

30 Jun 2020

 

England内で症例が高い地域

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BBC News “Coronavirus UK map: How many confirmed cases are there in your area?”より

ちなみに私が住むManchesterは、地図上オレンジ色に染まっているRochdaleのすぐ下に位置しており、家からRochdaleまで車で約30分、私が前に勤めていた会社からは(Google先生によると)車で約16分です。

 

人口密度が高いロンドンよりも、感染者が圧倒的に多いんですけど、どういうことかな?

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@Oakwood Park 2020年6月23日撮影

他国との比較から見るイギリスの状況

欧州との比較

結果的にイギリスでのコロナウイルスの感染者・死者数は欧州で最も多くなりましたが、コロナウイルスが各国でピークに達したときの11週間の期間を比較したところ、この調査でもEnglandは欧州の中で最悪の結果を示しました。

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BBC “Coronavirus: UK hardest hit by virus among leading G7 nations”より

G7との比較

6月上旬までの数週間、英国はすべてのG7主要先進国の中でも最も大きな打撃を受けました。

10万人あたりのCovid-19の死者

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BBC “Coronavirus: UK hardest hit by virus among leading G7 nations”より

日本の数値がすごすぎて絶句…。

参考:

BBC News ― “Coronavirus: UK hardest hit by virus among leading G7 nations” より

29 June 2020

 

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@Light Oaks Park 2020年6月23日撮影

イギリスから見た日本

BBCでも日本の状況が取り上げられていることがありました。

BBCでThe Papers(各新聞の記事一面を比較し、その見出しについて話し合うコーナー)が夜11時頃にあります。

 

ときどきイギリスのロックダウン政策について議論が白熱した際に、司会者の人が「海外の状況についてはどう思いますか」とゲストに日本の状況が取り上げられた記事について尋ねると、みな声を揃えて「日本はすごいですね!」と称賛されていたことが印象に残っています。

 

「日本は超高齢化社会で、人口もイギリスの2倍近いのにこれだけ抑え込められているのはミステリーだ!」と驚いていた人も。

 

確かにイギリスのこの悲惨な状況と比べると、人口密度が高く、高齢者の多い日本でこれだけの成果を出せたのは奇跡的なことだと思います。

 

法律でロックダウンの措置を取れないため、緊急事態宣言は出されたものの、自粛要請しかできない状況の中でこれだけ多くの人が協力できる国もそうそうないのではないでしょうか。

(イギリスではロックダウンの規則を破ると罰金が科せられるにも関わらず、残念なことに無視している人の数が少なくありません。)

 

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@L.I.V.I.A. Silverdale 2020年6月23日撮影

おわりに

Leicester以外のEnglandでは、今週末(7月4日)からパブやレストラン、映画館・劇場などが営業再開しはじめます。

 

イギリス人にとってパブは生活に欠かせないもの。

ローカルの人たちの交流の場です。

このロックダウンの間、パブが再開する日をみんなが心待ちにしていましたが、正直私は営業再開することに不安しかありません。

 

第二波が来て再規制強化になれば、我慢も限界にきてしまいそうです。

 私は無宗教ですが、「神様、いるならどうか第二波だけは勘弁してください!」と、こういうときだけ神頼み。

 

日本でも東京を中心に、感染がまた拡大し始めているようですね。どうか皆さまお気を付けてくださいね。

 

第二波が来ないことを願いつつ、私はイギリスで引きこもりニートを極めます。(ニートについての記事でも書けそう…。)

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚

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