これまで35ヵ国、120都市以上旅してきましたが、
その中でも、何度も訪れている国・街があります。
ブラチスラバから近いという理由もあり、
お隣ハンガリーのブタペストは 6回以上、
ウィーンも 8回以上観光で訪れましたが、
1番好きな国はどこかと聞かれると、
やっぱりイタリアかポーランド。
イタリアはこれまで13都市 訪れました。
(ヴェネツィア・ミラノ・フィレンツェ・ピサ・シエナ・サンジミアーノ・ローマ・ナポリ・ポンペイ・バーリ・アルベロベッロ・マテーラ・ボローニャ)
その中でも特にすきな街は ヴェネツィアとマテーラ。
ヴェネツィアの旅の振り返り☟
マテーラの観光スポットは、いずれブログでまとめたいと思います。
どちらもそれぞれ2022年、2023年に再訪しましたが、
また何度でも訪れたい、特別な街です。
ポーランドは 9都市。
(ワルシャワ・ヴロツワフ・クラクフ・タルヌフ・ザリピエ・ボレスワヴィエツ・グダンスク・トルン・ポズナン)
そのうちヴロツワフとクラクフは 2022年に再訪しました。
なぜこの2ヵ国にこれほどまでに惹かれるのか、まだうまく言語化できないのですが、
まだまだ行きたい街があり、一度訪れたことのある場所でも、また何度でも帰って来たいと強く感じます。
この11月に、5年ぶり(2018年6月ぶり)にワルシャワを再訪、
そして日帰りで、初めてポズナンを訪れました。
旅をすることに夢中になっていた去年から一変し、
6月以降、あまり旅に出ていなかった2023年。
最後に飛行機に乗ったのも、一時帰国をした4月以来で、
ひとり旅も8月以降はしていませんでした。
今回のワルシャワ・ポズナン旅行を決めたのは、
実はわりと直前で、旅に出る10日前。
これまで仲良くしてくれていたスロバキア人の友達が
他の国へ移住することになり、その子を見送るためにウィーン空港へ。
その子がいなくなったブラチスラバに、そのまま戻るのもなんだか寂しくて、
それなら7ヵ月ぶりに自分も飛行機に乗って飛び立とうと、急遽決めた旅行でした。
月曜日の朝から仕事だったため、週末だけの旅行。
あまり遠くへは行けないし、どこに行こうかと想いを巡らせた結果、
ターニングポイントになるような特別な旅のはじまりには
ポーランドしかないなと、ワルシャワ行きのチケットを予約しました。
いつもは旅の詳細をブログに残すことはあまりなかったのですが、
今回はとても久しぶりの、特別なひとり旅になったので、
ここに記録として、今の想いと共に残しておきたいと思います。
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7ヵ月ぶりの飛行機、3ヵ月ぶりのひとり旅。
少し不安があり、友達とのお別れもあって、
わくわく最高!という気分ではスタートできず…。
友達を出発ゲート前で見送った後、朝から激しい雨で濡れた服を乾かしながら、
今まで一緒に過ごしてきた記憶が次々に脳内で再生されては、切ない気持ちがぐるぐる。
その日の朝は7時過ぎに友達の家に行き、一緒にBolt(タクシーアプリ)でバスターミナルに向かい、そのまま大型バスでウィーン空港まで移動しました。
その子の家は、私の家から徒歩で3分ということもあり、
これまで何度もお家にお邪魔したり、あそびに来てくれたりしていました。
(友達は職場も家から通える範囲の近さだったので、実家に住んでいました。)
その子の両親もとても優しく、最後の日の朝もお母さんがコーヒーを入れてくれて一緒に過ごし、これが最後とは頭ではわかってはいましたが、どこか実感が湧かず…。
(その友達は私がブラチスラバに来てから最初の1ヵ月以内に出会い(その子がブラチスラバを離れていた時期もありましたが)、ここにいる間は、ずっと家族ぐるみで仲良くしてくれていました。
まだスロバキアのことをまったく知らない頃に出会って、地元のことも、この国の食べ物や文化も、いろんなことを一緒に体験しながら教えてくれた、私にとって とても特別な人でした。)
家の近くのワインヤードを教えてくれたのもその友達。
去年も今年も、初夏から夏の、日が長い時期によく一緒にお散歩しました。
その子の両親とは家でお別れをするはずでしたが、友達が忘れ物をしたため、お母さんにバスターミナルまで持って来てもらうようにお願いし、お母さんとはそこでさよなら。
空港に着いてからもいろいろとハプニングが続き、悲しむ暇もなくバタバタしていたので、お別れのときに泣いちゃうことはなかったのですが、
「もうスロバキアに戻って来ても、会えないのか…」と考えると、急に寂しさが込み上げてきて。
「気持ちを強く持たなきゃ!」と自分自身を奮い立て、
搭乗時間まではなんとか目の前のこと、ワルシャワに着いてからのプランを考えることに集中しようと必死でした。
ウィーン空港にもCOSTAがあります。ブラチスラバにもいつか来てほしいな…
ワルシャワに着いてからも、激しい雨。
オーストリア航空を利用したところ、預け入れの荷物が無料で付いていたので、
布製の(機内持ち込みサイズ可能な)スーツケースを預けていたのですが(普段はLCCを使うため、荷物が追加料金にならないようリュックひとつで旅しています)、
雨でびしょ濡れの状態で出てきました。
幸い濡れて困るものは入れていなかったので、特に問題はありませんでしたが、
ハードケースは衝撃の吸収に強いだけでなく、雨にも強いなと実感(笑)
ワルシャワは一度しっかりと観光した街ではありましたが、
もう一度カメラを持って歩きたいなと思いつつも、
あまりにも雨が強かったため、その日の夜はカメラをホステルに置き、
晩ごはんを楽しんだ後は、のんびりウィンドウショッピングをしただけに…。
2018年、旅に出る前に購入したガイドブックにも載っているお店☟
\ポーランド旅行のお供におすすめ/
ポーランドの魅力がたっぷり詰まった1冊。
2018年に初めて訪れてた時から今も、
ずっとお世話になっている本です。
ポーランドをより深く知れるガイドブック📖
パンプキンスープと、ポーランド料理の定番のひとつ、ピエロギ♡
1日目はそんな感じで、のんびり ゆっくり。
2日目は、カジミエシュ・ドルニ(アートギャラリーやカフェが点在する、ポーランドで最も美しい街のひとつと言われている村)と迷った挙句、選んだポズナンへ。
ポズナンはポーランド発祥の地となった、
最も古い街として知られている古都。
16世紀に建てられた、ルネッサンス建築の傑作、旧市庁舎もある旧市街の広場は、
かわいいカラフルな建物が並ぶ、ポズナンでも必須の観光名所ですが、
なんと訪れたタイミングは大工事中でした、、、、。
この広場を訪れるのを楽しみに、ポズナンに来たのに…と
(事前に下調べを怠ったのは自分の責任ですが、)
がっかりせずにはいられませんでした。
それでも、見たかった教会や行きたかったカフェには行けたので、
大満足のポズナン日帰り旅。(今回の旅で唯一晴れた日でした。)
(滞在時間4時間半、バス移動時間7時間超えを考えると、少し物足りなさはありますが、それでも来てよかったなと思いました。)
毎日12:00に動く仕掛け時計。
2匹のヤギが頭突きをする、ユニークな市庁舎の時計です。
タイミング的に間に合わないと諦めていたら、なぜか午後3時にもやっていて、
たまたまその場所にいたので見ることができました。
⌚ November 2023
— トラリブ🇸🇰 𝑇𝑜 𝑡𝑟𝑎𝑣𝑒𝑙 𝐼𝑆 𝑇𝑂 𝑙𝑖𝑣𝑒 (@tra_live_) December 20, 2023
📍 Poznan, Poland 🇦🇹
12:00に2匹のヤギが出てきて
頭突きをするのが有名な#ポズナン市庁舎 (#Ratusz)
訪れた日は午後3時にも
出てきてくれました🐐💓
広場に面している本屋さん
Księgarnia Arsenał (Arsenal. The book company)には、
こんなにかわいい時計が🥺💓💓 pic.twitter.com/i9Wyx0tcPf
3日目は、日曜日だったのでワルシャワの蚤の市に行く予定でした。
が、乗る予定だったトラムを2本逃す結果になり、雨脚も強まってきて、朝食もスキップしていたので行く気力を失い、動くのが面倒になって、とりあえず近くのマクドでお昼ご飯を食べることに。
その後行きたかったカフェを目指すも、雨のせいかお客さんが多すぎて、
空港に戻るのに時間が間に合わないと断念。
日曜日だったため、ショッピングセンターを含め、
ほとんどのお店が閉まってしまうポーランド。
(※スロバキアは日曜日もショッピングセンターやスーパーは開いています。)
「この旅の間、なんだかうまくいかないことが多いなぁ~」としょんぼりしつつも、
後は家に帰るだけだし、帰ったら気持ちを切り替えて明日から仕事に戻ろうと決意していた矢先、
オーストリア航空からこんなメールが届きました☟
まじか…。
ここに来てそれなのか…と、もう驚くどころか溜息というか、脱力感というか。
この旅の間は洗礼を受けまっくていましたが、最後にこれって…。
本来であれば、ウィーン空港に夜の9時頃に着き、
家には11時前には到着する予定でした。
次の日の朝8時からシフトがあったため、7時過ぎには家を出なければならず、
これは絶対に間に合わないなと悶々としていたところ、追加のメッセージが☟
確定しました。もう絶対無理。
マネージャーに連絡をすると、すぐに返事が来て、
有難いことにシフトを変えてもらうことに。
急な変更で職場のみなさんには迷惑をかけてしまいましたが、
柔軟に対応していただき、本当に助かりました。
オーストリア航空にホテルのことなど聞きたいことはありましたが、オンラインのチャットでは個別相談に対応されていなかったため、
空港へ向かい、直接係の人に尋ねたところ、
空港から徒歩5分以内にあるマリオットホテルを案内していただきました。
独り身には大きすぎる、ふっかふかなベットが並ぶツイン!
こんなお部屋に泊まれる日が来るなんて…と、終始感動。
(安くて立地が良ければどこでもいいやと自分で選んだワルシャワ市内のホステルは、下の階がクラブということに着いてから気付きました。金曜と土曜日の夜。そりゃはしゃぎたくなるよ、しょうがないよねと、騒がしい中なんとか寝ようとした前夜、前々日からするとまるで天と地の差でした。基本的には安さ重視でホステルに泊まるので、マリオットは自分一人だったら絶対にできない体験。)
しかも晩ごはんも無料で提供していただけることに!
その日はお昼のマクドしか食べていなかったので、感動もひとしお…!!
旅行中は摂取しずらいお野菜
Cod in lemon sauce
Saltimbocca
お野菜♡
Stuffed cabbage rolls with meat Tomato sauce
しっかりデザートのケーキまで♡
ずっと「ついていないなぁ…」と落ち込んでいましたが、
『終わり良ければ総て良し』という諺があるように、
最後の思いがけないプレゼントのおかげで、
とっても幸せに満ちた夜を過ごすことができました。
ブラチスラバに戻って来るときは、いつだって旅の終わりを悲しいと感じていましたが、
大切な友達がもういないこの場所でも、
戻って来れてよかったぁ~とほっとしている自分がいて。
ブラチスラバはすっかり私にとっての "HOME" になっていたんだと、
改めて感じるきっかけとなりました。
しばらく旅をすることから距離を置いていましたが、
この旅をきっかけに、先月11月と12月は、
また旅と日常を行ったり来たりする生活に…。
(11月は12日に日帰りでチェコのブルノへ、17日~23日は連休をリクエストし、ドイツのベルリン、デュッセルドルフ、フランスのストラスブール、コルマール、ミュルーズをバスで巡りました。
友達と会うことがメインの、いつものひとり旅とは異なる、特別な旅。どちらもとても思い出深い時間でした。
12月に入ってからは、3日間のお休みを使ってイタリアのプーリア州を弾丸旅行。
プティニャーノを拠点に、ロコロトンドとアルベロベッロへ。アルベロベッロは2016年ぶりの再訪。特に今年初めて訪れた街、ロコロトンドはクリスマスの飾り付けが本当に美しく、ずっと目に焼き付けていたくなる絶景でした🎄)
横にスライドできます☟
ブラチスラバ情報もまだまだ形にできていないものがたくさんありますが、
これまで訪れた国・街の情報も、ブログでも少しずつシェアしていけるよう、
立ち止まらずに取り組み続けたいと思います。
今回は単なる私の旅の記憶でしたが、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(久々に日記のような(ある意味ブログっぽい)記事を書いたら、4,500文字を軽く超えてしまいした💦写真も多いので、体感としてはもっと長いかも…。本当に最後の最後まで目を通していただき、ありがとうございます。情報メインの記事を中心に、今後もブログを発信し続けたいと思いますが、ときにはこんな形で、個人の思い出としての記録も残したいなぁと思います。)
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
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\ポーランド旅行のお供におすすめ/
ポーランドの魅力がたっぷり詰まった1冊。
2018年に初めて訪れてた時から今も、
ずっとお世話になっている本です。
美しい写真やカラフルな地図、
イラストがたくさん載っていて、
見ているだけで旅欲が掻き立てられます!
ポーランドをより深く知れるガイドブック📖