イギリスと言えば「パブ」を真っ先にイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は英国内にある「教会」の数はそれを上回ります。
“In fact, the UK now has more churches than pubs, new data published by the National Churches Trust shows.
There are around 39,000 pubs in the UK, according to the latest figures from the Office of National Statistics, with more than 11,000 pubs having closed in the UK in the last decade – a fall of almost a quarter (23%).
However, there are around 40,300 church buildings in the UK open to the public and being used for worship, according to research carried out for the National Churches Trust by The Brierley Consultancy.”
Holy Spirit - The UK has more churches than pubs
Published : Sunday, April 14, 2019
https://www.nationalchurchestrust.org/news/holy-spirit-uk-has-more-churches-pubs
2020年9月10日確認
上記はこのパンデミックが起こる前に出された記事です。
数に変動があるかもしれませんが、どちらにせよ教会の方が多いという事実に意表を突かれました。
今回はそんな英国内に点在する教会の中でも、筆者が最も心惹かれる教会の1つ、
港町 Rye にある聖メアリー教会(St. Mary’s Church)をご紹介いたします。
※この記事に掲載されている写真は、昨年2019年8月24日に訪れた際に撮影したものです。ジオラマモードで撮影したものもありますが、カメラで撮った写真は無加工です。
◆◇◆◇◆ 目次 ◆◇◆◇◆
聖メアリー教会の基本情報
12世紀に建てられた聖メアリー教会。
英国内の教会で、現在も機能している時計としては最も古いものの1つがあります。
(時計が設置されたのは1561~1562年頃です。)
塔へ上る途中に、時計の歯車を間近で見ることができました。
教会の内側から振り子が動いているのを見上げることができたそうですが、
訪れたタイミングがたまたまコンサートの日と重なり、そのエリアに入ることができませんでした。
2019年8月24日~26日までの期間に Rye International JAZZ & BLUES Festival があり、私が観光したのはその初日でした。
(事前に調べてタイミングを合わせたわけではなく、たまたま重なりました。)
教会がまるでライブハウスみたいで不思議な感覚に。
他の国を旅行した時も、教会に訪れた日がたまたまコンサートが開かれる日だったこともありますが、
教会内でがっつりドラムセット+照明ありのステージを見たのは初めてだったかもしれません。
ライブの雰囲気が気になる方は、下記のリンクを参考にしていただければと思います。
Opening Times :
11 am - 3 pm on a daily basis
( Services on Sundays : 8.30 am (BCP) & 10.30 am (CW) )
★入場料は無料ですが、塔へ上る場合は有料です。
教会の維持費に充てられます。
※残念ながら2020年9月10日現在は、コロナウイルスの影響で塔へ上ることができません。
最新情報は、下記公式HPをご確認ください。
Welcome - The Parish Church of St Mary, Rye
St. Mary’s Church Tower
再度オープンすれば、ぜひ塔の頂上から街の景色を楽しんでいただきたいです。
2019年の夏に私が訪れたときは、恰幅のいいおじちゃんが受付をされていました。
少しお話しをした後、「塔の上からの眺めは最高だからよかったらぜひ」と勧めてもらったので、その流れで登ることに。
「学生さんだよね? £1 だよ。」と言われ、深く考えずに £1 を渡してしまいました。
ふと、あれ?今『学生』って言ったよね?と気付き、
違いますと訂正しようと思ったのですが、
その瞬間にはもう「じゃあ楽しんでね~!足元と頭部には気を付けて。」と見送ってもらった後でした。
あああ…と思いつつ、結局そのまま登ることに。
このブログを書きながら、実際の大人料金がいくらだったのか気になり、公式HPを確認したのですが載っていませんでした。
他の人のブログによると、どうやら下記の値段に設定されているようです。
- ADULTS £ 3.5
- CHILDREN ( 7-16 ) £ 1
え!?16歳以下って思われてたの!?
来年30なんだけどな…
昨日もショップでお酒を買おうとしたら ID を求められたし(今回は持参していました)、いつになったら年相応に見てもらえる日がくるのか…
それにしてもおじちゃん(と教会)に対しては申し訳ないことをしてしまいました。
次回訪れる機会があれば、この分を寄付しようと思います。
さらに階段を上ると、冒頭でお伝えしていた時計の裏側を見ることができます。
最終的には階段というよりか、もはや梯子に。
ところどころに小さなフクロウの置物がありました。
2020年現在もあるのかな。
取り除くのも一苦労だと思いますので、そのまま置かれている確率が高い気がします。
足元と頭部に気を付けながら、梟探しもぜひ楽しんでくださいね。
この梯子を上り切ると、ついに待ち焦がれた絶景が待っています。
塔の頂上からの景色
やっとてっぺんに辿り着きました~!
最初の写真と若干違うのですが、お気付きの方はいらっしゃいますでしょうか?
(本当に微々たる違いなのですが…)
この大きな通りが Lion Street です。
かっこいい名前ですね。
私はクロアチアのドブロブニクやイタリアのシエナなど、オレンジ色の屋根の街が大好きです。
それらの都市に比べるとかなり小規模ではありますが(そして橙色というよりか茶色?)、それでもこの美しさに感動。
屋上にも音楽が響き渡り、なんとも言えぬ幸福感に一人包まれていました。
(文字通り誰もいなかったので、この景色・音楽を一人で味わっていました。)
せっかくなのでくるくるっと一周してみます。
上から眺めると緑も多いことがよくわかります。
遠くにライ城(Rye Castle, Ypres Tower)も見えます。
私は中には入りませんでしたが、近くで見るとこんな感じでした。
一周し、素晴らしい街並みを堪能した後は、またもと来た道を下ります。
ちなみにこれが扉です。
ぐっと押せば / 引けば開きます。
高所恐怖症の人でなくても、下りはちょっと怖いかも…
落っこちないように、足元に気を付けてくださいね。
聖メアリー教会周辺の様子
名残惜しいですが、時間も限られているので教会を後にします。
旅行中はできるだけまだ通ったことのない道を歩きたいので、裏口?というのでしょうか、
教会の西側にある出入口から敷地内を通り抜けて街歩きを再開しました。
聖メアリー教会は見る角度によっても雰囲気が変わるので、いろいろな角度から見ていただきたいです。
おわりに
中世にタイムスリップした気分になれる港町、Rye。
とても小さな街なので、観光所要時間は2~3時間と紹介しているガイドブックもありますが、個人的には丸1日いても全然時間が足りないと感じました。
次回は筆者おすすめのアンティークショップ、カフェ・雑貨屋さんをご紹介いたします。
最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚
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