スロバキアに来て、約1年8ヵ月。
先日、初めてブラチスラバの病院でお世話になりました。
その時の経験を、ここに残しておこうと思います。
(※これは個人の体験記のため、ブラチスラバにあるおすすめの病院を紹介する記事ではありません。予めご了承ください。)
スロバキアでフルタイムの職に就くと、
健康保険と年金に加入することになります。
↳ スロバキアで受け取った保険証
スロバキアのワーキングホリデーは、渡航前に日本で海外旅行保険に加入することが、ビザを取得する上で必須な条件のひとつになっています。
ワーホリを終えた後は、加入を続けるのも止めるのも、個人の自由ということになります。
★ワーホリビザの取得方法については、こちらで詳しく解説しています☟
保険証を受け取った後は、かかりつけ医登録、
GP(general practitioner)登録をします。
基本的には何かあればそこで診てもらい、
その病院では対応できない病状の場合は、
さらに専門的な病院への紹介状を書いてもらうことになります。
…が、このGP登録をするにあたって、大きな問題があります。
それは何と言っても言語の壁。
ブラチスラバの保険でカバーされている病院の多くは、
患者自身がスロバキア語を流暢に話せないと、拒絶されてしまうことがほとんど。
私もスロバキア語が全然話せないので、同僚の子に英語でも対応してもらえるか、
近くの病院に電話で確認をしてもらいましたが、やっぱり難しいとのこと。
職場関係でいつもお世話になっている、オフィスで働いている方々にも、
ブラチスラバにある病院をいくつも確認していただきましたが、
やはり英語だけで新規にGP登録を受け入れてくれるような、
余裕のある病院はなかなか見つかりませんでした。
ちなみに、ブラチスラバで生活されている日本人の方で、
ProCareで何度かお世話になったことがあるとおしゃっていた方もおられました。
プライベートのクリニックなのか、保険適用のクリニックなのかはわかりかねます…。
ただ、英語が通じる先生は限られており、
対応はあまり良くなかった、というか、むしろ最悪だったそうです…😅
評判が悪い病院に行くのも勇気が入りますが、
1か月半近く咳が止まらず、ついに肋骨?あばら骨?にも痛みが出始めたので、
これはもうどこでもいいから診てもらうしかないと、私も腹を括ってPro-Careに行こうとしていました。
(ちなみにこの1か月半の間に、咳止めに効くと言われているシロップ3種類を試しましたが、どれもいまいち効果はわかりませんでした。一時はましになった気がしても、またすぐに症状が悪化するというのを繰り返していました。)
1番最初に飲んだシロップ☟
これは効かなかったと言うと、次に出してもらったシロップ☟
上2つを飲んでも改善しないと伝えると、薬局で(医師からの処方箋無しで)買える中では、最も強いシロップをいただくことに。(飲んだら疲労感を感じるかもしれないと言われました🙃こわ~)これが効かなければ、病院に行ってくださいと言われてもらったシロップ☟
(私はまだ試してはいませんが)同僚の子やお友達からおすすめしてもらった、
薬局で購入できる、喉に効くお薬はこちら☟
病院に行くことになった当日は、
朝8時からのシフトに間に合うように出勤したものの、
咳が酷かったため、(以前電話をかけてくれた)同僚の子が
「今日はもう帰りな」とマネージャーに連絡を入れてくれて、
喉に良いジンジャーティーを作ってくれました。
それを飲んだ後、そのままPro-Careに向かうつもりだったところ、
オーナーさんから電話をもらい、オーナーさんのかかりつけ医を紹介してもらうことに。
(オーナーさんは日本語がペラペラなので、会話はいつも日本語。)
その病院はスロバキア語が話せないと厳しいため、
オフィスでお仕事をされている、日本語がペラペラなスタッフさんに
急遽、通訳をしていただくことになりました。
(しかも車で送迎までしてもらいました…)
(オーナーさんはいくつかビジネスをされていて、私はその中のひとつのお店でお世話になっています。公的文書の和訳などのお仕事もされているため、日本語が堪能なスロバキア人スタッフの方がオフィスにはいらっしゃいます。)
病院の先生方はとっても朗らかで優しく、
スロバキア人のお母さんという雰囲気でした。
(スロバキア語がまったくわからない私一人で尋ねたら、困らせちゃっていたと思いますが…)
症状を詳細に翻訳して伝えていただいたところ、
どうやら「気管支炎」になっていたようで、
抗生物質やプロバイオティクス、シロップなどを処方してもらいました。
(※処方箋を出してもらい、お薬は自分で薬局に取りに行きます。)
ちなみに「気管支炎」は英語で bronchitis
スロバキア語では zápal priedušiek と言います。
(その日初めて知った単語…🙃)
GP登録も兼ねての診察だったので、今までの病歴の確認や、
尿検査、血液検査も行いました。
未だに注射が怖くてビビりまくっていたら、
針を腕にぷちゅっと刺して血を抜く間、
くまのぬいぐるみをだっこさせてもらいました。
イメージ(この子は私の家のくまちゃんです🧸💗)
「Coma(くまの名前)も付いてるからね、大丈夫よ」
「必要な量の血液が、この血管だけでは足りなかったから、もう1回頑張りましょうね~」と、まるで小学生の子に話すみたいに優しく話しかけてくださって…
(その女医さんは英語で話しかけてくれました。)
もうアラサー通り越してミドサーになっちゃうんだけどなぁ~
成長しなきゃ…😅と思いつつ、
モフモフのくまちゃんをぎゅっと抱っこしていると、
注射針の恐怖も忘れられそうでした。
(&先生の腕がよかったので耐えれました)
注射が怖すぎて、毎年インフルエンザの予防接種から逃げています。
診察・検査中もずっとそばで
見守って(通訳をして)もらっていたので、
不安な気持ちになることは1度もなく…。
12時を過ぎてしまっていましたが、薬をもらうために、
Lekáreň(薬局)にも付いて来てくださいました。
マチャさん、本当にありがとうございます🥺💓
Antibiotics(抗生物質)
Probiotics(プロバイオティクス)
喉に効くシロップ
日本だと紙の処方箋?だった記憶があるのですが、
スロバキアでは、保険証にすべてのデータが入力されています。
カウンターで保険証を渡すと、
ピッと読み込んでいただくだけでお薬を出してもらえます。
この左下がバーコードになっています☟
お薬はもちろん有料ですが、診察料を完全に負担してもらえるというのは
とっても有難いことだなぁ~と思います。
マンチェスターでワーホリ(YMS)をしていた頃は、
GP登録も緊張しながら一人でなんとか済ませて、バスの階段から転げ落ちて捻挫した時は、Walk in Centre(駆け込みで診てもらえる病院)にドキドキしながら一人で向かいましたが、
ここスロバキアに来てからは、周りに助けてくださる方がたくさんいるおかげで、
苦労した思い出が不思議なくらい思い浮かびません…
(もちろんイギリスにいたときも、困ったときは優しい人たちが手を差し伸べてくれていましたが、今は完全フルサポート!?と感じるくらい、いつも周りの方々にお世話になりまくっています。)
ハウスメイトのミショが淹れてくれたお茶
みかんもたくさん買ってきてくれました🥺💗
躓きながらも、なんとか一歩一歩 前に進んでいた昔の自分に比べると、
努力せずにぼーっと過ごしている今の自分は、衰退しているのかもしれませんが、
「英語が通じなかったらどうしよう…」「説明してもらったこと、聞き取れるかな…」と不安を抱えていた頃とは違って、
「英語で対応してもらえるとか、めっちゃ有難い!感謝!!」と思えるくらいには、
「とにかく通じればいいや、理解できればいいや。」と開き直れるマインドになれたのは成長なのかなとも思います。
(※英語力が上がったことによる自信ではなく、むしろ当時に比べて明らかに落ちているのに、謎の自信が付きました😂)
ただ、頑張っていた頃、
日々の “small win” が自己肯定感を支えてくれていたのは事実なので、
これを機に、スロバキア語と英語の勉強に、
もっと力を入れたいなと改めて考えさせられました。
そして一人でもできることを増やしていきたいです。
意思だけで勉強を継続するのは困難なので、
語学学習を日常のルーティンにするために、日々の習慣を変更しようと思います。
最後は単なる私の決意表明になってしまいましたが、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
数日間のお休みをいただいたので、休養しつつも、
この引きこもり生活中に、ブログにも力を入れたいと思います✊
まだまだ寒い日が続くので、
みなさんも健康にはどうかお気を付けてくださいね🍀
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
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