世界遺産の廃城【スピシュ城】見どころ【東スロバキア】観光

中央ヨーロッパ最大級の城跡で、世界遺産にも登録されているスピシュ城。

東スロバキアに位置しており、公共交通機関でのアクセスは少し不便ですが、

現存している廃虚のお城の中でも特に保存状態が良く、天気が良い日にはタトラ山脈も見ることができる、訪れる価値の高い山城です。

この記事ではスピシュ城の歴史や見どころをお伝えします。

スピシュ城の歴史について
スピシュ城見どころ・外せないスポット
スピシュ城基本情報・開館時間
スピシュ城豆知識
おわりに

スピシュ城の歴史について

標高634mに聳え立つ、中央ヨーロッパ最大規模といわれる中世の山城・スピシュ城。

12世紀初頭には、要塞として築かれましたが地盤の緩みで崩壊、

その後、タタール人襲来に備えて再建されたのは13世紀初頭。

ロマネスク様式、ルネサンス・バロック様式と中世のさまざまな建築様式を取り入れながら変化していったものの、

1780年に大規模な火災に見舞われ焼失し、廃墟と化しました。

20世紀後半の調査研究が行われるまでは、荒廃の一途を辿りましたが、

1970年代ごろから徐々に復元作業が行われ、現在では城内の一部を博物館として開放しています。

中世東ヨーロッパの様子を伝える重要な文化財として、城とその一帯を含む「スピシュスキー城及びその関連する文化財」として、1993年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

参考：天空の城スピシュ城！ジブリファン必見のスロバキア中世古城 | スロバキア | トラベルjp 旅行ガイド

スピシュ城見どころ・外せないスポット

スピシュ城で一番最初に訪れてほしいのは「タワー塔」。

狭い螺旋階段を登り続けた後に広がる、開放的な展望台からの景色は圧巻です。

どの角度から見ても美しいタワー塔からの眺め☟

（閉館時間ギリギリに訪れたため、）チケットカウンターからタワー塔まで全力で走って駆け上がると、5分以内に頂上へ辿り着きましたが、

螺旋階段は狭く、降りてくる人と登る人が同時に交差することができない場所もあるため、人が多い場合は待ち時間が発生する可能性があります。

ここまではわりと広め、さらに登ると狭くなります。

できるだけ体力が余っている序盤に、タワーを登ってから他の場所をまわることをおすすめします。

城壁歩きができるのも、スピシュ城観光の楽しいポイント。

ぐるっと一周、城壁を歩くことができます。

途中途切れている部分もありますが、階段を登り直してまるっと一周歩くことができます。

城内博物館（武器、防具、中世の衣装、城の模型などが展示されている部屋）もあるらしく、拷問道具コーナーが特に人気とのこと。

…なのですが、残念ながら博物館がある上部要塞は修復中で閉鎖されていて、私が訪れたときはアクセスできませんでした。

工事が完成するのがいつになるか定かではありませんが、博物館を見学しない場合も、

ゆっくりと城内をまわる場合は、2時間くらい見ておいた方がよいと思います。

スピシュ城基本情報・開館時間

5月～ 9月	（月）～（日）9：00 ～ 19：00
10月	（月）～（日）9：00 ～ 17：00
11月	公式HP要確認
12月～ 3月	閉館

※開館時間は季節により異なります。

（日照時間が異なるため、夏季は冬季よりも長めです。）

※最終入場は閉館の1時間前

公式HPより☟（2025年 8月確認）

🏰 7月・8月は夜間拝観もあるようです☟

⌚ July 2025
📍 Slovakia 🇸🇰
📌 Spišský hrad スピシュ城

スロバキア東部にある中世のお城🏰
中央ヨーロッパ最大級の城跡で
世界遺産にも登録されています。

営業時間 : 6, 7, 8月
毎日 9:00～19:00

※季節によって営業時間は異なります

夜間拝観もあります🏰下記 (金)
7/11, 18
8/1, 15, 29 pic.twitter.com/VO7hSLq3yU
— トラリブ🇸🇰 𝑇𝑜 𝑡𝑟𝑎𝑣𝑒𝑙 𝐼𝑆 𝑇𝑂 𝑙𝑖𝑣𝑒 (@tra_live_) July 26, 2025

※最新情報は公式HPまたはGoogleマップをご確認ください。

★公式HP☟

www.spisskemuzeum.com

スピシュ城豆知識

ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のモデルになったとも言われているスピシュ城ですが、実際に映画のロケ地としても使用されています。

⌚ July 2025
📍 Slovakia 🇸🇰
📌 Spišský hrad

世界遺産のスピシュ城は
映画のロケ地にもなっています🎥

Dragonheart『ドラゴンハート』
Eragon『エラゴン』
NIGHT OF THE TEMPLAR
『ダーク・スウォードテンプル騎士団の復讐』など pic.twitter.com/nALXG4Vz10
— トラリブ🇸🇰 𝑇𝑜 𝑡𝑟𝑎𝑣𝑒𝑙 𝐼𝑆 𝑇𝑂 𝑙𝑖𝑣𝑒 (@tra_live_) July 26, 2025