↺ 2021/06/18 更新
日本到着後、空港でのPCR検査で「陰性」の結果を受けたとしても、
新型コロナウイルス変異株流行国・地域から帰国した方(日本国籍者含む)は、検疫所の確保する宿泊施設で3日間待機することが求められます。(※2021年3月時点)
入国した次の日から数えて3日目に再検査を行い、
そこでも「陰性」の結果が出れば自宅、もしくは各自で手配した宿泊施設への移動が認められます。
※入国日の次の日から数えて14日間は隔離を続けなければいけません。
公共交通機関も使用不可です。隔離施設・自宅に向かう際は、家族に迎えに来てもらうか、ハイヤーなどを利用する必要があります。
※2021年6月初旬~イギリスを含むいくつかの地域では、検疫所が確保する隔離施設での待機期間が3日➡6日に変更になりました。(逆に規制が緩和された地域もあります。)
https://www.mhlw.go.jp/content/000791873.pdf
新型コロナウイルス変異株流行国・地域(英国、南アフリカ、アイルランド、イスラエル、ブラジル、アラブ首長国連邦、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、フランス、ベルギー)に過去14日以内の滞在歴がある方につきましては、検疫所の確保する宿泊施設等で入国後3日間の待機をしていただき、3日目(場合によっては6日目)に検査を実施します ※2
※2 3日目の検査で陰性と判定された方については、位置情報の保存等の誓約をいただき、入国の次の日から起算して14日間までの残りの期間を自宅等で待機いただくことになります。なお、検疫官により、検査証明が無効と判断された方については、3日目に加えて、6日目にも検査を実施する。両日陰性と判定された場合、位置情報の保存等の誓約をいただき、入国の次の日から起算して14日間までの残りの期間を自宅等で待機いただくことになります。
引用元:新型コロナウイルスに関するQ&A(水際対策の抜本的強化)|厚生労働省
この記事では2021年3月上旬にイギリスから帰国した筆者による、「検疫所の確保する宿泊施設」での隔離生活の実体験をお伝えします。
※こちらの記事に掲載されている情報は、2021年3月上旬時点のものです。状況は刻一刻と変化しますので、外務省・厚生労働省の公式HP、在英国日本国大使館の「検疫措置」についてのページにて、最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。
★外務省・海外安全対策HP :
↳ こちらのページに厚生労働省の公式HP最新情報のページへと飛ぶリンクも記載されています。
★厚生労働省公式HP:
★在英国日本国大使館公式HP :
英国から日本へ入国後の検疫措置について | 在英国日本国大使館
筆者はエミレーツ航空を利用し、マンチェスターからドバイ経由で帰国、「関西国際空港」に到着しました。
イギリスから帰国される方はロンドンからの直行便で東京着のケースが多いと思います。
【ロンドン・ヒースロー空港 ⇒ 東京・羽田空港】で帰国を検討中の方は、詳しい流れが記載されている下記サイトもとても参考になると思います。
上記記事では羽田空港到着後、APAホテルに案内されたと説明されていました。
(別日に帰国されたご友人は東横インホテルだったそうです。)
この記事ではホテル日航関西空港での筆者の滞在記録をご紹介いたします。
(関空から帰国されるすべての方がこちらのホテルになるとは限りません。当日の帰国者数やホテルの稼働率により、別の宿泊施設に送られる可能性もありますこと、予めご了承ください。なお、宿泊施設は検疫所指定のため、希望を出すことはできかねます。当日空港を離れる直前に知らされます。)
滞在期間中 3日間の宿泊費・食費について
これから帰国される方にとって、
「滞在期間中 3日間の宿泊費・食費」はどうなるの?
…というのが最も気になるポイントの1つではないでしょうか。
結論から申し上げますと、
すべて無料です!!
空港で待機している間、電話でご家族の方に「宿泊費無料らしい!」と嬉しそうに話されている人もいたので、私と同じく不安を抱えたまま帰国手続きを進めていた方も少なくないのかもしれません。
どこからお金が出ているのかはわかりかねますが、
有難いことに綺麗なホテルの部屋を用意していただき、食事も1日3回決まった時間に支給されました。
ホテルの部屋の様子や支給された食事の内容については、この記事の後半で写真とともにお伝えいたします。
※政府の公式HPには「無料」で支給されるという文言が一切載っていないため、ある時点から有料に切り替わってしまう可能性もあるのかな…という心配もあります。筆者が帰国したのは2021年3月上旬です。状況により受け入れ態勢も変化する可能性がありますこと、あらかじめご了承ください。
ホテル到着後に受け取ったもの
ホテルの受付で健康カード(帰国後空港で配られるアンケート用紙)と引き換えに、
A4のビニール袋に入った書類数枚と体温計を受け取りました。
日本語で書かれている書類と英語で書かれている書類がありました。
(すべて両方の言語に翻訳されているというわけではなく、内容によって言語が異なっていました。)
- 3日間の滞在生活の案内(英語)
(食事時間やWi-fi、ごみ処理などについての説明) - 体温計の使い方について(英語)
- ホテル退出時の流れについて
(この小さな紙のみ両言語での記載。) - 体温検査の結果記録用紙と再検査についての説明(日本語)
- 特定流行国センターについての情報(日本語)
- OSSMA アプリのインストール案内(日本語)
- Googleマップ位置情報設定方法の説明(日本語)
ホテル滞在中の食事
ホテルの部屋から出られないため、
食事は決まった時間に部屋の前に設置されている椅子の上に置かれ、部屋のチャイムを押して知らせていただきました。
ホテルの部屋に引きこもっていても、なぜかお腹は減ります。
私にとっては十分な量でしたが、人によって感じ方は異なるかもしれません。
写真ではわかりづらいですが、毎回飲み物も一緒に提供していただきました。
(私の場合は朝食時はフルーツジュース、昼食・夕食時にはペットボトルのお茶が配布されました。)
お部屋にお水とお茶も用意されていましたが、コーヒー・紅茶はありませんでした。
(リクエストをすればもらえたのかもしれませんが、タダで泊めてもらっているのに厚かましいやつだなと思われたくなかったので(笑)、特に何も言いませんでした。カフェイン断ちもしてみたかったので、ちょうどよい機会になりました。)
「どうしてもコーヒーが飲みたい!」という方は、インスタントの使い切りパックになったコーヒーなどをスーツケースに入れて持ち帰るとよいかもしれませんね。
(ホテルや帰国される時期により異なると思いますが…)
甘いものがほしくなり、食べちゃおっかな~と一時誘惑に負けそうになったこともありますが、我慢して今も保管中です。
1箱イギリスで食べましたが、中身は「ミニ・コアラのマーチ」のような感じでした。普通に美味しかったです。
ホテルの部屋の様子・再検査について
私は一人だったのにも関わらず、ツインルームのお部屋を用意していただきました。
無料でこんな素敵な環境で3日間過ごさせてもらえることに感謝しつつも、このお金はどこから出ているのだろうと気になりました。
(記事の前半でご紹介した羽田着の雅さんは、シングルルームだったようです。リンクの記事内に写真もたくさん載せてくださっています。)
贅沢すぎるホテル滞在ですが、
東京着の雅さんの帰国レポートによると…
毎朝6:30に部屋内の天井にあるスピーカーからアナウンスがあり起床、朝8時ごろに体温計で体温を測り、スマートフォン等から政府の特設サイト上で体温や健康状況を記録します。
アナウンスは私は音量が大きいと感じたのですが、毎朝必ずドキッとしながら起きていました。
引用元:【最新情報】イギリス -> 日本への帰国レポート (2021年1月21日時点) | 英国ニュースダイジェスト・ブログ
…とのことで、朝が弱い私は問題なく起きられるか不安でしたが、幸運なことに私の場合は強制的に起こされることはなかったです。
(ちなみにイギリスで仕事をしていた時は、毎朝アラームを 8回かけていました。日本にいる時は恥ずかしながら家族に起こしてもらっていました…)
宿泊先の施設によって異なるのか、時季によって異なるのかわかりかねますが(引用元の情報は1月下旬の帰国レポートです)、私は本当にラッキーでした。
再検査前日の夕方、部屋に内線があり、
検査の仕方や注意事項について説明を受けました。
(帰国後空港で受けた唾液の検査とまったく同じ方法でした。)
検査キットは検査前日の夕方に部屋の前に準備され、退出日の朝にホテルの部屋で各自行うよう案内がありました。
朝の7時半までに提出、検査結果は2~3時間後に判明とのことでしたが、連絡が来たのは2時過ぎ。(退出日にも昼食をいただきました。)
その後は自宅、または各自で手配した宿泊施設への移動が認められます。
※入国日の次の日から数えて14日間は隔離を続けなければいけません。公共交通機関も使用不可です。隔離施設・自宅に向かう際は、家族に迎えに来てもらうか、ハイヤーなどを利用する必要があります。
滞在期間中、唯一不安に感じたことは、
通常帰国した翌日11時以降からLINEを通して始まるはずの『厚生労働省 帰国者フォローアップ窓口』からの『健康状態アンケート』の確認メッセージが来なかったこと。
(LINEではなく電話やメールを通してのアンケートを希望することも可能ですが、私はLINE利用を選択しました。)
帰国した翌日のお昼 1時過ぎまで待ってみましたが、このまま放置していていいのかとだんだん募る不安。
東京にある『特定流行国センター』や『厚生労働省 検疫所業務管理室』に電話で問い合わせを試みましたが、回線が込み合っているのかなかなか繋がらず…
アプリのインストールなどは完了しているものの(証拠としてスクリーンショットを添付)、アンケートのメッセージを受け取っていない旨をメールにてとりあえず報告。
最終的に特定流行国センターに電話が繋がった際に確認したところ、
「空港で手続きが完了したのが深夜だったため、システムに反映されていない可能性が高い」との説明を受けました。
実際に電話で問い合わせた翌日11時以降に、無事にアンケート依頼のメッセージを受け取りました。
関空着は夕方5時前だったものの、ホテルに到着したのは日付が変わった深夜。
空港内で7時間近く待機する結果になったのですが、その経緯はこちらの記事で詳しくお伝えしています☟
電話で対応していただいている間も、バックグランドでは鳴りやまないコール音。
なかなか電話が繋がらないことに焦ってしまいましたが、日々対応に追われているんでしょうね…お疲れ様です。
おわりに
現在私は、個人的に手配したホテル(海外からの帰国者受け入れ対応ホテル)にて自主隔離を続けながら、転職活動の準備などを進めています。
この時期に帰国される方は、在宅勤務を継続しながら…という方も少なくないかもしれませんが、自主隔離期間中も検疫官の方から何度か電話がかかってくることもありますので、その点も考慮に入れておいた方がよいかもしれません。
実際に私は帰国後6日目にも、特定流行国センターと滞在しているエリアの保健所から連絡があり、再度PCR検査を滞在中のホテルで受けることになりました。
(帰国の際に提出した陰性証明書に特に問題があったわけではありませんが、別の理由で再度検査を受けることになりました。この1週間で4回検査しています笑)
イギリスで受けたPCR検査についてはこちらの記事にまとめています☟
※2021年3月現在、日本に入国されるすべての人は、出国前72時間以内の検査証明を取得する必要があります。
隔離期間中はいつでも電話に出られる状態にしておかなければいけないので、
少し落ち着かない気持ちではありますが、
現在無職のためスケジュールの融通が利くことはよかったなと感じています。
この時期に帰国される方は不安も多いと思いますが、
できるだけトラブルなく、スムーズに帰国することができるよう願っております。
最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚
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