2021年3月現在、日本に入国されるすべての人は、
出国前72時間以内の検査証明を取得する必要があります。
(※日本国籍をお持ちの方も、出発される国・地域に関わらず対象となります。)
(※最終的に紙媒体で提出するため、データで取得された方は自宅や空港などでプリントアウトをする必要があります。)
利用するクリニック・薬局により、
PCR検査の証明書の形式や価格は異なります。
この記事ではイギリス・マンチェスターで生活をしていた筆者が
3月に帰国した際に利用した薬局(価格・検査キットやその方法など)をご紹介いたします。
(筆者が受け取った陰性証明はデータだったため、マンチェスター空港で印刷しました。記事の後半に空港内で印刷できる場所なども写真を交えてお伝えしています。)
※こちらの記事に掲載されている情報は、2021年3月時点のものです。状況は刻一刻と変化しますので、厚生労働省・外務省の公式HP、在英国日本国大使館の「検疫措置」についてのページにて、最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。
★外務省 海外安全HP :
↳最新情報はこちらから。
★外務省公式HP :
★在英国日本国大使館公式HP :
英国から日本へ入国後の検疫措置について | 在英国日本国大使館
利用した薬局:Beech Road Pharmacy
私は Beech Road Pharmacy を利用しました。
マンチェスター空港でも検査を受けられるようですが、
本帰国のため大量の荷物を一人で運ばなければいけなかったのと、飛行機の出発時間を考慮に入れると当日出国前に空港で受けるのは大変そうだと感じ、事前に別日に検査を受けることに決めました。
Beech Road Pharmacy
おすすめ POINT
- 対応が迅速で丁寧⇒安心できる
- 価格が良心的
- 検査キットを自分で実験室に持って行くことができる(※)
(※追跡機能付の郵送も可能ですが Royal Mail を当てにするのはある意味かけですよね…笑)
(※午前11時までに持ち込めば、当日夕方6時半頃にメールで結果が送られてきます)
マンチェスターでPCR検査を受けられる場所は他にもいくつかありますが、
どこでも可能というわけではありません。
帰国される方は、下記リンクの
特定のフォーマットによる証明書が必要となります。
https://www.uk.emb-japan.go.jp/files/100130674.pdf
2020年12月27日以降に英国から帰国する日本人が、本邦帰国時に検疫所が指定する宿泊施設での14日間の待機の適用外となるには,英国の出国前72時間以内に検査を受けて取得したフォーマット(https://www.uk.emb-japan.go.jp/files/100130674.pdf)による証明書が必要となります。出国前72時間とは,検体採取時刻が搭乗予定航空便の出発時刻から遡って72時間以内であることを指します。
上記のフォーマットによる検査証明書の入手が困難な場合は,次の事項が含まれるフォーマットである必要があります。
- 人定事項(氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別)
- COVID-19の検査証明内容(検査手法(所定のフォーマットに記載されている採取検体、検査法に限る)、検査結果、検体採取日時、検査結果決定年月日、検査証明交付年月日)
- 医療機関等の情報(医療機関名(又は医師名)、医療機関住所、医療機関印影(又は医師の署名))の全項目が英語で記載されたものに限る)
引用元:英国から日本へ入国後の検疫措置について | 在英国日本国大使館
この条件を満たす証明書を発行してもらえるか確認するために、
5社にメールなどを通して問い合わせをしましたが、
翌日までに返答があったのはそのうち2つ。
どれだけ待っても残り3社からの返答はありませんでした。
(イギリスあるある笑)
返事があった1社は「うちでは専用の証明書を発行しており、お客様のご要望にはお応えできません」といった返答で(返してくれるだけまだましですが笑)、
実際に利用した Beech Road Pharmacy のみ、
「検査キット提出の際、リクエストフォームにその旨を書いてもらえればご対応可能です」と丁寧な回答がありました。
その後、追加で確認したいことがあり電話もしたのですが、真摯に対応していただいたので個人的にとてもおすすめの薬局です。
PCR検査費用
2021年3月時点では下記の価格となっております。
料金:£129.99.
(2021年2月のレートで 約 ¥19,760)
※土曜日にラボに提出する場合は別途 £20 かかります。
「高い!」と思われましたか?
確かに安くはありませんが、私が実際に問い合わせをした5社の中では比較的お求めやすい方です。
参考に、下記にそれぞれの価格を並べます。(2021年3月時点)
(※検査方法や結果がわかるまでにかかる時間が異なることも、価格が異なる原因になっております。)
- Nomad £195
- South Manchester Travel Clinic £149
- VIVO Clinic £145
- Pall Mall Medical £129
★マンチェスター空港で受けるのが最も低価格です。
- RT PCR £99
結果判明まで(24 - 48 hours) - RT Lamp £85
結果判明まで(90 minutes)
検査キット受取方法
徒歩でもなんとか行ける距離にあったため、
私は直接薬局へ受け取りに行きました。
(※片道6.5km程度。決して近くはない距離でしたが…笑)
郵送のサービスも行っているようです。
取りに行くことが難しい場合は、下記公式HP最下部にある「お問い合わせフォーム」から、1度質問してみるとよいかと思います。
薬局に直接出向く場合は、特に予約をする必要はありませんでした。
検査キットがほしい旨を伝えると、奥から取り出してきてくれます。
カウンターで支払いを済ませればそのまま検査キットをもらえます。
検査キット内容紹介・検査方法
検査キットはこちらの小さな箱にすべて収まっています。
(※提出する際にこの箱に入れる必要があるため、捨てないように気を付けてくださいね。)
- 採取するための細長い綿棒
- サンプルを入れる容器
- 検査方法が書かれた説明書
(裏表カラー印刷 1枚) - 検査結果のリクエストフォーム
- ラボへ送る際の郵便封筒
- 送り方が書かれた説明書
(※自分で直接ラボへ持って行くことも可能です)
それぞれ詳しく見ていきます☟
正直これを読んでもよくわからなかったため、私は下記の動画を参考にしながらやりました。
2分 10秒程度にまとめられた、無駄のないわかりやすい動画です。
(PCR検査を受けたことのあるイタリア人の友達も、同じくこの動画を参考にしたと言っていました。イギリスで1番よく見られている動画かもしれません。)
こちらには日本へ帰国するときに必要な<国籍>と<性別>の欄がなかったため、私は小さい紙をマスキングテープで張り付けて追加でお願いしました。
こんな感じです☟
「性別の提示」を求めるあたり、ちょっと残念に感じてしまいますね。
ここではこれ以上触れませんが…
私は直接ラボへ持ち込んだため使用しませんでしたが、郵送用の袋☟
ラボへの検査キットの持ち込み
過去に Royal Mail で痛い思いをしたこともあり、
確実に提出したかったため自分で持って行く方法を選びました。
マンチェスターの街をどうしても最後にこの目で見たかった…というのも理由のひとつですが。(こっちの方が実はメインです、すみません。)
ラボはマンチェスター大学(The University of Manchester)から
徒歩10分以内の場所に位置しています。
所在地:
The Manchester Incubator Building
48 Grafton St
Manchester
M13 9WU
こちらの建物に入ってすぐ左手にBOXがあり、そこに投函するだけで完了です!
マンチェスター空港で印刷できる場所
前述しました通り、検査証明はデータではなく紙媒体で提出する必要があります。
(大抵の薬局はデータをメールで送ってくれるので、自分で印刷しなければなりません。)
検査証明は、日本に到着後、原本又はその写しを、入国審査官に対し提出してください。
入国審査官に対し、これら必要な書類を提出できない場合には、出入国管理及び難民認定法に基づき、上陸拒否の対象となります。また、偽変造された検査証明を提出するなどして上陸許可を受けたと認められる場合には、出入国管理及び難民認定法の規定に基づき、在留資格取消手続及び退去強制手続の対象となることがあります(非上陸拒否対象国・地域からの入国者を除く)。
なお、出国時、航空会社の職員等からも検査証明等の提示を求められることがありますので、その場合は提示をしてください。
マンチェスター空港で印刷可能な場所はターミナル1 にあります。
(他にもあるかもしれませんが、Departuresエリアからもっとも近い場所をご紹介いたします。)
Check-In Terminal 1
Departures A(Level 3)
Turkish Airlines Services カウンターの向いに細い通路があります。
こちらの通路の突き当りに印刷できるエリアがあります☟
- カラー印刷のみ
- 1枚 £1 と高額
- コイン・クレジットカード対応
- 印刷代と別途パソコン使用料20p/1-min 必要
Gmailからファイルを探している時間はないため、
データはあらかじめダウンロードしておくことをおすすめします。
かなり高額ではありましたが、私は念のため 3枚印刷しました。
別記事に「帰国後の流れ」については詳細を記載しますが、
関空到着後に印刷した陰性証明書と誓約書(当日空港で渡されます)を記入して提出したのですが、紛失されてしまいました。
(誓約書も氏名・生年月日・電話番号・住所等、「個人情報の塊」だったのでわりとショック…)
予備を印刷しておいて本当によかったなあと実感したので、
少しお値段は高いですが、最低2枚は印刷することを強くお勧めします。
おわりに
帰国前の準備は他にもありますが、
コロナ禍で提出しなければいけない書類や手続きがさらに増えてしまいましたね。
本当はこんな検査証明書なんて提出しなくても、
以前のように渡航できるのが1番なのですが…
帰国後の流れ、検疫所指定の隔離施設での3日間の滞在につきましては、下記記事にて情報をまとめています。
YMSビザで現在イギリスで生活されている方を含め、
今後帰国される方の何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚
▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃
ブログ村のランキングサイトに登録しています。
下の【イギリス情報】と書かれたバナーを押して
応援していただけると励みになります 。
よろしくお願いいたします(人ω・*)