五感で感じられるアート体験を提供する、チームラボプラネッツ
お台場の「チームラボボーダレス」も有名ですが、
今回は新豊洲にある「チームラボプラネッツ」を訪れました。
水・花をテーマとした超巨大な没入型作品群は、
2018年夏~ 2022年末までの期間限定公開となっています。
この記事では、2022年春に訪れたときの様子をレポートします。
↳ クリックすると対象の項目のページに飛びます
この記事に掲載されている写真は、2022年3月上旬、チームラボプラネッツ TOKYO(豊洲)を訪れたときに撮影したものです。(使用カメラ:OLYMPUS PEN Lite E-PL5)写真に加工はしておりません。
チームラボ豊洲の特徴
<裸足で巡る新感覚ミュージアム>
「Body Immersive」(身体と作品との境界を曖昧にする)がコンセプトの
4つの作品空間と2つの庭園からなる
「水に入るミュージアムと花と一体化する庭園 」
★「ウォーターエリア」と「ガーデンエリア」に分かれています。
「ウォーターエリア」を体験した後に、「ガーデンエリア」へと進みます。
※会場内へは靴・靴下を脱いで入場します。
(無料のロッカーが備え付けられています。)
《 人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング 》
Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People - Infinity
↳ 身長160cmの私の背丈でここまで浸かります
ひざ下くらいまで浸かる場所もあるので、当日の服装選びには注意してくださいね。
(下が鏡張りになっているエリアもあり、スカートで不安な方はショートパンツの貸出(無料)もあります。)
水に浸かるエリアの後は無料のタオル貸出スポットがあります。
使用後は、すぐそばに設置されている返却ボックスへ☟
作品エリアごとに雰囲気が異なり、
それぞれのアート作品を繋ぐ道は暗く、高揚感を覚えます☟
※カメラ・スマホは落下して水没しないように、十分に気を付けてくださいね。
チームラボプラネッツTOKYO(豊洲)の見どころ
どの作品エリアも唯一無二な個性的な空間です。
それぞれのエリアの見どころを
2022年3月に訪れたときに撮影した写真とともにご紹介いたします。
<ウォーターエリア>
坂の上にある光の滝
Waterfall of Light Particles at the Top of an Incline
ひとつ目の作品がこちら。
傾斜はそこまで急ではありませんが、
水の勢いが思ったよりも強く、手すりをしっかりと掴みながら坂を上りました。
上り切った先にあるのは光る滝。
近付くと、激しく落ちるその水の音に驚きます。
やわらかいブラックホール
― あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である ー
Soft Black Hole - Your Body Becomes a Space that Influences Another Body
足が沈み込んでうまく前に進むことができない、
やわらかいブラックホール
自分に身体があったことを意識させてくれる、不思議なアート空間です。
The Infinite Crystal Universe
チームラボプラネッツを代表する作品のひとつ。
無数の光の集合体が全方位に広がる幻想的な空間は、
全面鏡張りになっています。
不規則に変化するカラフルなライト、
一色だけでなく、グラデーションカラーや波のように動く光の演出によって、
まるで異世界に飛び込んだかのような錯覚に陥ります。
2分程度ある公式動画ですが、最初の数十秒だけでもその雰囲気は伝わると思います☟
人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング
Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People – Infinity
こちらも全面鏡張りになっている空間。
「水」が特徴的な豊洲会場の目玉作品とも言えるスポットです。
人々にぶつかると、花となって散っていく鯉。
花は季節によって変化します。
3月に訪れたときは桜の花びらが舞っていました。
(水温は温かく保たれていました。)
人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング(March 2022)
あらかじめ記録された映像を再生しているわけではなく、作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けています。
今この瞬間の映像は、もう2度と見ることができない、
刹那的なアートを楽しむことができる、幻想的な空間です。
倒景の憑依する炎
Universe of Fire Particles on the Water’s Surface
燃焼することによって発生する、光や熱の現象である炎。
隔離された小さな空間の中で揺らぐ炎は、
まるで生物のような、意思すら感じられます。
この空間だけ少し水温が下がっており、火に近付いているのに「冷たい」という不思議な感覚に陥りました。
※ここは「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」エリア内の一部になっています。この場所を通らなくても次の展示室に向かうことができるため、見逃してしまいがちなスポット。忘れずに鑑賞してくださいね。
水に浸かる大きなエリアを出た後は、また少し通路を歩きます。
意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色、自由浮遊
自由に浮遊する光の球体によって埋め尽くされている空間。
浮遊する球の集合である空間の形状は、
人に接触することにより変化します。
光っている丸い部分(写真下)を触ると色が変わるそうです☟
球体の集合のもつれ具合を判断し、風と気圧変化によって、
球体は低層で高密度になったり、一斉に高層に上がったりと、
予測不可能な現象が起こることも…。
球体は、光だからこそ発色できる曖昧な9色(水の中の光、水草のこもれび、朝焼け、朝空、たそがれ時の空、桃の実、梅の実、花菖蒲、春もみじ)と、空間を平面化する3色(青、赤、緑)の計12色の色に変化していく。
Floating in the Falling Universe of Flowers
Floating in the Falling Universe of Flowers
ウォーターエリア最後の作品は、まるで宇宙空間のよう…
ドーム空間の中を四季の花々が咲き誇ります。
床の上に寝転がったり、座ってじっくりと鑑賞したい作品です。
空間の香りが強すぎた&回転し続ける映像に酔ってしまい、私は長居はできませんでしたが、この匂いが好きな人はずっと滞在したくなる空間だと思います。
<ガーデンエリア>
ウォーターエリアを鑑賞した後は、ガーデンエリアへ。
入り口付近(ロッカー近く)を通過するので、
ここで靴下・タイツを履いてから、ガーデンエリアに入ることも可能です。
呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色
ガーデンエリアの作品は2種類。
ひとつ目はこちら、Ovoid(卵形体)が敷き詰められた苔の庭園です。
日中と日没後で全く異なる雰囲気の空間。
日中は銀色に輝く球体ですが、
日没後は61色の「固形化された光の色」で輝く作品に変化します。
Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体
Floating Flower Garden: Flowers and I are of the Same Root, the Garden and I are One
最後の作品は、1万3000株もの着生ランによって構成された、
Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体
全面鏡張りのこちらのスポット、
自動ドアが開くと、奥に花のカーテンが広がっています。
本作品の花々は、ラン科の花々である。多くのラン科の植物は、土のない場所で生き、空気中から水分を吸収する。この作品の花々は、空中で生きており、日々成長しつぼみをつけ咲いていく。空中に生えているとも言える。
花で作られたカーテンは、人がいる場所では上に上がり、
人がいなくなれば再び下がります。
そのため、花で埋め尽くされた塊の中を自由な方向に、
ゆっくりと歩き回ることができます。
チームラボプラネッツTOKYO(豊洲)基本情報
展示名 | チームラボプラネッツ TOKYO (teamLab Planets TOKYO) DMM |
会期 | 2018年7月7日 ~ 2022年末 |
開館時間 | 月により異なります |
平日・土日祝によっても変化します。 | |
(詳しくは下記公式HPをご確認ください) | |
アクセス | 東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO |
teamLab Planets TOKYO の公式HPはこちら☟
<チケット価格>
大人 (18歳以上) | 3,200円 |
大学生・専門学生 | 2,500円 |
中学生・高校生 | 2,000円 |
小人 (4歳~12歳) | 300円 |
3歳以下 | 無料 |
シニア (65歳以上) | 2,400円 |
障がい者割引 | 1,600円 |
公式チケットサイトはこちら☟
豊洲会場・その他の見どころ
ひとつなぎのベンチ / One Stroke Bench
一筆書きのように、つながった一本でできたベンチ。
複雑に重なる平面、連続する曲面は、座るための椅子、食べるためのテーブル、子供たちにとっての遊具、休憩するための寝椅子と機能が自由に変化していく。立体的に交差した部分は、一塊にも見え、彫刻でもある。
引用元:ひとつなぎのベンチ / One Stroke Bench | 【公式】 チームラボプラネッツ TOKYO DMM 豊洲 | teamLab
Vegan Ramen UZU Tokyo
京都発のヴィーガンラーメン専門店。ヴィーガンアイスクリームや様々な茶もあります。ヴィーガンラーメンを、作品空間《虚像反転無分別》や《空と火のためのロングテーブル》、《ひとつなぎのベンチ》で食べることもできます。
引用元:【公式】 チームラボプラネッツ TOKYO DMM 豊洲 | teamLab ▷ Vegan Ramen UZU Tokyo
公式HPはこちら☟
teamLab公式HPはこちら☟
会場に置いてあったチラシ☟
おわりに
数年前からいつか行ってみたいな~と夢見ていた場所に
今回やっと訪れることができました。
会場で流れている音(音楽)も幻想的で、
まさに五感で楽しむアート体験でした。
豊洲会場は2022年末までの期間限定公開なので、
期間終了までにぜひ一人でも多くの方に
巨大な没入型作品群を堪能していただきたいです。
チームラボプラネッツを体験した後は、自然を感じてリフレッシュ。
会場のすぐそばにある春海橋公園・豊洲公園はお散歩にちょうどよい場所です☟
夕暮れの時間帯が特におすすめです。
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
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