イスタンブールといえば、街のあちこちにそびえるモスクが旅人を迎えてくれる「モスクの街」。
なかでもブルーモスクとスレイマニエ・モスクは、規模も歴史も見どころもたっぷりで、旅のハイライトになりました。しかも入場は無料。
お金をかけずにイスタンブールを楽しみたい人にこそ、おすすめしたいスポットです。
(※アヤソフィア(ハギヤソフィア)の入場料は €25(約 ¥4,300-)です。2025年4月に訪れたときは、長蛇の列ができていました。)
この記事では、実際に私が訪れた3つのモスクの中から、特に印象に残った ブルーモスク と スレイマニエ・モスク を中心に、それぞれの魅力と体験談を紹介します。
ブルーモスク(スルタンアフメト・モスク / Sultanahmet Camii)
イスタンブールを代表する観光スポットのひとつで、1616年にオスマン帝国のアフメト1世によって建てられた大モスク。
内部に2万枚以上の青いイズニックタイルが使われていることから「ブルーモスク」の愛称で呼ばれています。
<特徴と見どころ>
- 青いタイル装飾:壁一面を彩るタイルが光を受けて輝き、幻想的な雰囲気を作り出します。
タイルにはいろいろなチューリップの模様が描かれているのが特徴です。
チューリップはトルコ原産の花で、神と関係の深い花だと考えられてきたため、宗教的なシンボルとして崇められています。
引用元:【イスタンブール】ここは外せない!イスタンブールのおすすめ観光スポット|阪急交通社
- 6本のミナレット:当時は世界でも珍しい本数で、外観の壮大さを際立たせています。
- 巨大なドーム:天井の高さと装飾に圧倒され、モスク内部の迫力を感じられます。
- 1985年に世界遺産に登録され、世界で最も美しいモスクといわれています。
- 入場料:無料
- アクセス:旧市街スルタンアフメト地区。
アヤソフィアのすぐ向かい、トラム「Sultanahmet」駅から徒歩数分。
スレイマニエ・モスク(Süleymaniye Camii)
16世紀、オスマン帝国最盛期のスルタン・スレイマン大帝の命で建てられた大モスク。
設計を手がけたのは「天才建築家」と称されるミマール・シナンで、彼の最高傑作のひとつといわれています。
ブルーモスクと比べると観光客が少なく、静かな雰囲気を楽しめる穴場スポットです。
<特徴と見どころ>
- 壮大なドームと内部空間:白と赤を基調としたアーチが印象的で、華やかな装飾よりも落ち着いた美しさを感じられます。
- 中庭と絶景ビュー:モスクの中庭や周辺の丘からは、金角湾やボスポラス海峡、旧市街の街並みを一望できます。
立派なミナレットの4本という数は、スレイマン大帝がイスタンブールの征服後4番目のスルタンであることを、10個のバルコニーは、彼がオスマン帝国10代目のスルタンであることを示しています。
引用元:【イスタンブール】ここは外せない!イスタンブールのおすすめ観光スポット|阪急交通社
- 歴史的価値:敷地内にはスレイマン大帝と妻ヒュッレム妃の霊廟があり、歴史好きにも見どころが多い場所です。
- 入場料:無料
- アクセス:旧市街のグランドバザールから徒歩15分ほど。
丘の上にあるため、歩いて訪れると少し大変ですが、その分景色が格別です。
モスク観光の際の失敗談
礼拝時間にぶつかって入れなかった
事前に調べずに行くと、ブルーモスクはちょうど礼拝の時間で中に入れず…。
(ちょうど閉まるタイミングでした。)
待ち時間が長すぎたため、先に昼食を済ませることにしました。
公式サイトで礼拝時間をチェックしてから行けばよかったと反省。
⌚ April 2025
— トラリブ🇸🇰 𝑇𝑜 𝑡𝑟𝑎𝑣𝑒𝑙 𝐼𝑆 𝑇𝑂 𝑙𝑖𝑣𝑒 (@tra_live_) August 21, 2025
📍 Istanbul Turkey 🇹🇷
📌 The Blue Mosque/Sultanahmet Camii
入場料:無料
服装:女性はスカーフで髪を覆い、露出を避ける必要あり。
男性も短パンは不可。入り口でスカーフや布を貸し出しがあります。
注意点:礼拝の時間帯は観光客は入場できません。訪れる前にHPをチェック✔️ pic.twitter.com/VAArbhxzbq
夜のライトアップを見逃した
あとから『ブルーモスクの夜のライトアップは幻想的でおすすめ』と聞き、後悔しました。
イスタンブールにはたくさんのモスクがあるので、ライトアップされているものもいくつか見かけましたが、次はブルーモスクも夜に見に行きたいです。
髪をお団子にしやすいシュシュを持って行けばよかった
モスクは宗教施設のため、ヒジャブの着用が義務付けられています。
モロッコで購入したお気に入りのスカーフを持ち歩いていましたが、髪の毛が長いのでひとつに結ぶだけだと覆い隠すのが難しく、簡単にお団子を作れるゴムが太めのシュシュか髪クリップを持ち歩けばよかったと後悔しました。
ちなみにどこのモスクでも、入口で無料のスカーフの貸出をされているので、持って来るのを忘れても入ることはできます。
おわりに
イスタンブールのモスクは、ほとんどが入場無料で、圧倒的なスケールと美しさを体感できます。
華やかで観光客に人気のブルーモスク、落ち着いた雰囲気で静かに過ごせるスレイマニエ・モスク、それぞれに違った魅力がありました。
実際に巡ってみて感じたのは、単なる観光スポットではなく、今も人々が祈りを捧げる「生きた空間」だということ。
教会を訪れる時も同じですが、無宗教でも神聖な空間に入ると、心が軽くなる気がします。
観光の合間に少し足を止めて、モスクの静けさや街を見下ろす景色を楽しむ時間は、きっと旅の思い出を特別なものにしてくれるはずです。
外観だけでなく、ぜひ実際に中に入って空気を肌で感じてみてください。
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スロバキアからのロード・トリップで訪れた国・街🚙
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
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