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「写真を撮る理由」ロックダウン前に撮影した夕焼けと共に考える

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Salford Quays(2020/12/29)

 

“Why Do We Take Pictures?

「写真を撮る理由は何ですか?」

 

 

私はプロのフォトグラファーでもなければ写真家でもありませんが、

これまで撮りためた写真をブログを通して発表するようになってからというもの、

「写真」との関係性について少しずつ考えるようになりました。

 

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Salford Quays(2020/12/29)

 

2021年1月現在、イギリスのロックダウンは厳しさが増し、

カメラを首からぶら下げて街を歩くことなんてできない深刻な状況となっております。

 

(エクササイズのための外出は1日1回までは可能ですが、必要不可欠な用事以外は外に出ることは許されません。お散歩の途中にコーヒーを買い、友人と共にベンチに座って休憩をしていたら罰金の対象になった、というケースも聞くようになりました。(※ルール上、同じ家に住んでいない人とでも1人だけなら外で会うことは許されてはいます。)

健康管理のためのウォーキングやランニングも、明確な範囲は決められていませんが「地元のエリアから出ないこと」とのお達しが出ています。)

 

 

カメラを持って自由に外に出られる日が来るのはまだまだ先になりそうですが、

イングランド 3度目のロックダウン前に撮った写真を見返しながら、

「写真を撮る理由」について少し考えてみたいと思います。

 

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Salford Quays(2020/12/29)

 

※この記事に掲載されている写真は、2020年12月29日、地元の Salford Quays エリアで撮影したものです。自宅から徒歩約35分程度の距離にあり、ときどき気が向いた時にお散歩をしていましたが、カメラを持って撮影したのはこの日が初めてでした。

BBC NorthITV Studios もあり、イギリス メディアの中心地、“MediaCityUK” を形成しています。“MediaCityUK” に関しましては、後日改めて記事にする予定です。

 

 

Capture Moments「瞬間を切り取る」

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Salford Quays Footbridge(2020/12/29)

 

私はカメラを使う前に、すでに一度「脳内で」撮っています。

それをカメラで「写真」という形に仕上げるイメージ。

 

どういうことなのかと言いますと、

例えば道を歩いていて「はっ!」とする景色に出会ったとき、

「これを写真に収めたいな」と思っている間に

そこから2、3歩進んでいたとします。

 

すると、もうそれは自分の撮りたかった景色とはまったく違う別物になっている…。

 

自分の心が動いた瞬間に遡るように、また2、3歩下がって

できるだけ先ほどの感動した瞬間を再現するためにシャッターを切る。

 

つまり、すでに一度「これだ」と思えるものが自分の中にくっきりと浮かび上がり、

それを形に残すためにカメラの力を借りているのかもしれません。

 

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Salford Quays Footbridge(2020/12/29)

 

自分の目がカメラのレンズそのもののような感じで、

時間がピタッと止まるような、そんな感覚になるときがあるのです。

 

それをそのまま切り取って、形として残すことができるのが写真のよいところ。

 

動画であれば音も入れることができるので、臨場感がありその空間の再現性が高くなると思いますが、その中でも一瞬を切り取った写真はより一層強いメッセージ性があると思います。)

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Salford Quays Footbridge(2020/12/29)

 

ときに遡ることができない瞬間、対象が無生物ではないときもあります。

 

「この瞬間を逃したら、もう二度と同じ写真を撮ることができない」と思う瞬間がときどきありますよね。

 

例えばこの写真。

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Salford Quays(2020/12/29)

 

刻一刻と沈んでいく夕日。

空模様によって雲の形も雰囲気も変わるので、同じ夕日を撮ることはできません。

 

それに加えて空を自由に飛び回る鳥たち。

 

この日、この瞬間だからこそ撮ることができた写真かなと思います。

 

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Salford Quays(2020/12/29)

 

待ってくれない対象物を写真に収めたいときは、

とにかくシャッターを押しまくり、気に入ったものだけを残すこともあります。

 

 

Capture Memories「思い出を保存する」

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MediaCityUK(2020/12/29)

 

「その時に感じた気持ちを写真の中に閉じ込める」ことで、

写真が記憶を呼び起こすきっかけになることもありますよね。

 

ずっと忘れていた熱意や感情、思い出などが

その写真を見ることによって一気に自分の中に流れ込んでくる、

そんな衝撃を受けることがあります。

 

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MediaCityUK(2020/12/29)

 

それは誰かに撮ってもらった「自分が映っている写真」ではあまり感じませんが、

自分でシャッターを切った写真であれば、

その時に感じた特別な想いが強ければ強いほど、

そのままくっきりと写真の中に残されて、時が経っても色あせることはありません

 

むしろタイムカプセルのようにそのまま保存され、

時の経過とともに考え方や行動が変わってしまった今の自分に、

過去の自分が語りかけてくれているような、そんな気さえしてきます。

 

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MediaCityUK(2020/12/29)

 

 

「心が動いた瞬間を切り取って、時間が経っても写真を見るたびにその時に感じた気持ちを思い出せるようにする」

 

…というのが、私にとって「写真を撮る理由」の大きな要素になっていたようです。

 

 

過去形でお伝えしたのは、今は別の理由もあるからです。

 

 

Communicate with others 「写真を通して見えている世界を共有する」

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Salford Quays(2020/12/29)

 

ブログを始めてから増えた別の理由。

 

それは、その場にいなかった人にも

感動した景色を写真を通して一緒に見てもらい、共有してもらうこと。

 

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Salford Quays(2020/12/29)

 

私がどんな気持ちでシャッターを切ったかなんて、

正直、写真を見てくださる方にはどうでもいい情報かもしれません。

 

「気持ちの共有」まではできないとしても、

写真を通して「見えている世界を共有する」ことで、

私が感じたものとは違う別の何かを感じてもらえるなら、それもまた面白い。

 

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Salford Quays(2020/12/29)

 

日本語の「百聞は一見にしかず」にあたる英語の諺は、

“A picture is worth a thousand words”

“You’ve heard the old saying, “A picture is worth a thousand words.” It’s very true. Professional and amateur photographers alike have the ability to express themselves through their images. When someone looks at one of your photos, they are able to see something exactly the way you saw it. Photography can convey ideas in a very artistic, visual, and creative way.

 引用元:Why Do We Take Photos?

 

自分の考え・気持ちを写真で表現する、それを見て何かを感じ取ってもらう。

 

アウトプットを続けるうちに、

「心が動かされる」ような写真を撮りたい、

そしてそれを誰かと共有できたらいいなと思う気持ちが強くなりました。

 

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Salford Quays(2020/12/29)

 

ブログを始める前は誰かに見てもらうということはあまり意識しておらず、

「ただ撮りたいから撮る」、そしてそれに満足して終わりでした。

 

プライベートアカウントの Instagram もありますが、

たくさん撮った写真の中から、特に気に入った写真を選んで加工をするという作業が億劫になり、結局他の人の投稿を見るだけのアカウントになってしまいました。

 

誰にも見られることがなく、私のカメラの中に眠っている写真がまだまだたくさんあります。

 

そのため、ブログでは思い切って無加工のまま写真を載せることに。

「加工するのが面倒」という言い訳を使わないようにするためです。

 

(※この記事に掲載している写真は、すべてカメラで撮影したもので無加工のまま載せていますが、他の記事に載せているスマートフォンで撮影した写真に関しては、サイズや色味など少し加工しています。)

 

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MediaCityUK(2020/12/29)

 

写真の出来としては60点くらいのものもありますが、

逆にこの目で見た、ありのままの景色を共有できるのも悪くないかなと思うようになりました。

 

今後は技術的な面も磨いていけるよう、少しずつカメラについての知識を深めたいです。

 

 

私が「写真を撮る理由」

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Salford Quays(2020/12/29)

 

私にとっての「写真」とは、

  • 自分を表現する1つの方法であり、
  • 記憶を失わないように留めるための手段であり、
  • 見た景色を共有することによって、
    人とコミュニケーションを取る術

今の時点で思いついた答えはこんなところでした。

 

 

これから年齢・人生経験を重ねるうちに他の理由も見つかるのかもしれませんが、

カメラを持つことができない環境の中、

自分と対峙して出た今の答えをどこかに置いておきたくて、こうして言語化してみました。

 

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皆さんにとって「写真」が意味するものは何ですか?

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございましたʕ·ᴥ·ʔ ♡︎⋈*。゚

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