スロバキアの首都・ブラチスラバ最大のイベントは、戴冠式の式典。
16世紀から19世紀にかけてブラチスラバで行われたハンガリー王 戴冠式の様子を再現したお祭りです。
(ブラチスラバは昔、ドイツ語でプレスブルク (Pressburg/Preßburg)と呼ばれていました。)ハンガリー王国の首都だった時代もあり、その際に聖マルティン大聖堂で戴冠式が行われていました。
戴冠式のパレードは、以前は毎年9月の第一土曜日に行われていたようですが、
最近は8月に行われるようになりました。(2024年は8月17日 ㈯ )
この記事では、戴冠式のイベントやその様子をご紹介いたします。
※2024年の実際の戴冠式の様子は、写真撮影後に追記・更新します。
ブラチスラバで戴冠式が行われるようになった経緯
プレスブルグ(現在のブラチスラバ)にハンガリー王国の首都が遷されたのは
オスマン帝国の侵攻がきっかけ。
それまでハンガリー王国の戴冠式が行われていた街、セーケシフェヘールヴァールと大司教座のあったエステルゴムが占領されたため、プレスブルグが新たに首都となりました。
最初の戴冠式は、聖マルティン大聖堂で1563年に行われました。
以後1830年までプレスブルグで行われ、その後ブダペストに遷っています。
聖マルティン大聖堂で戴冠したのはハプスブルク朝の歴代11人の君主と8人の妃。
聖マルティン大聖堂については、こちらの記事で詳しくご紹介しております☟
戴冠式の祝典とパレードのために巨額の費用が費やされたと言われています。
戴冠式が終わった後は、演劇の上演、水軍の戦闘競技、騎士の馬上槍試合、民族舞踊などの催しが行われていたようです。
戴冠式のイベント2024
今年のブラチスラバ戴冠式のお祭りは、
8月16日(金)~ 18日(日)にかけて行われます。
ブラチスラバ公式観光HPにもイベントの詳細スケジュールが掲載されています☟
Program Bratislavských korunovačných dní | Bratislavské korunovačné dni | Visit Bratislava
引用元:Bratislavské korunovačné dni 2024 | CITYLIFE
もともとスロバキア語で書かれていますが、Googleの自動翻訳機能で英語に変えてスクショしました。便利な世の中になって有難いです😇
ワインテイスティングやオルガンコンサート、
子供たち用のワークショップなども開かれています。
2024年の初日は、夕方(19:00~20:00)に無料で見学できるショーがブラチスラバ城前の広場で行われていました☟
30度超えの暑さの中、重たそうな伝統衣装を身に纏ってのパフォーマンスは本当に大変だったと思います。ダンスや歌だけでなく、フェンシング、宙を舞う鳥や乗馬などもあり、迫力のあるショーでした。
戴冠式のイベントの一番の見どころは、パレードです。
2024年は 8月17日(土)午後3時 ~ 4時に行われます。
戴冠式のパレード
戴冠式のパレードの出発地はブラチスラヴァ城。
そこから旧市街を練り歩き、旧市庁舎前のメインスクエアで終わります。
ブラチスラバ城から少し下ったストリート Zámockáで撮影☟(August 2024)
パレードはミハエル門を通って旧市街へ☟
戴冠式のパレードでは、王と女王、貴族、教会の高官、そして当時の一般の人々の伝統的な衣装に身を包んだ約200人の行列を見ることができます。
旧市庁舎に面しているメインスクエアでパレードは終了します☟
その後もイベントは続きます…
Coronation Procession | Bratislava Coronation Days | Visit Bratislava
2024年の様子はInstagramのリールにも載せています☟
おわりに
歴史上、スロバキアは何度も別の国の支配下に入り、
スロバキア共和国として完全に独立したのは1993年1月1日。
周辺国の影響も受けながら、多用な文化が混ざり合い、
豊かな自然もある、魅力が詰まった国。
ブラチスラバは短期の旅行としてもおすすめの場所ですが、
ヨーロッパでワーキングホリデーをしたい方には特におすすめの街!
周辺国へ旅行もしやすく、治安がよくとても住みやすいです。
滞在しているブラチスラバを中心に、スロバキアの魅力をこちらにまとめています☟
このブログでは、ブラチスラバのおすすめスポットについても紹介しています☟
ブラチスラバ観光の参考になれば幸いです。
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
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